こんにちは、物欲紳士です。
今回は、アメリカン・ミリタリーな定番腕時計について書きたい。
この記事で紹介するのは、ルミノックス (Luminox) のRef. 3001。
デジタル(G-Shockなど)ではない、アクティブに使える腕時計が欲しい方
長年使える定番の腕時計をお探しの方
ミリタリーモノが好きな方
まずはブランド(ルミノックス)と、Ref. 3001の概要について見ていきたい!
ブランド(ルミノックス)と、Ref. 3001について
ルミノックスについて
ルミノックス (Luminox) は、米国・ニュージャージー州が発祥の腕時計ブランド。
1989年創業。
ルミノックスとはラテン語で「明るい夜」の意味。
ブランド名が示すのは、特徴的な「ルミナイト」と呼ばれる発光体。
25年に渡り自己発光し続ける発光カプセル体を文字盤に使用。
夜間でも抜群の視認性を誇る。
発光システムの機能性への評価もあってか、米海軍ネイビー・シールズを始めとするエリート部隊向けの腕時計を開発し、制式採用されている。
「現代のミリタリー・ウォッチ」を代表するブランドの1つだと言える。
ここ日本では、2000年代初頭に某人気俳優が操縦士に扮したドラマで着用し、人気に火が着いた。
上の機種。現在では旧モデルだけど、プレミア価格となっており主演俳優の影響力の大きさも伺える。
他にも数々の有名人(主に男性)が愛用していることでも知られる、ルミノックス。
武骨なミルスペックとも相まって「男っぽさ」を感じさせる腕時計だと言うこともできそうだ。
Ref. 3001について
Ref. 3001は、そんなルミノックス製品群の中でも「原点」と呼べるモデル。
1994年に登場。
ネイビー・シールズの依頼を受けて開発され、ミルスペックをクリアした初代モデル。
ルミノックスの「オリジナルにして、定番」と呼べる1本なのだ。
ルミノックスのRef. 3001:良い点と、イマイチな点
そんなわけで、ルミノックス製品の中でも「まずはコレ持ってろ!」な定番モデルのRef. 3001。
筆者は、日常的にこの腕時計を愛用している。
日々使用する上で感じる、この腕時計の良い点・イマイチな点は下記の通り。
シンプルで機能に徹したデザイン
取り回しが楽な軽量感
高性能な夜光がもたらす実用性
日常生活にガシガシ使えるタフさ
風防がサファイアガラスではない
以下にて、それぞれについて述べていきたい!
シンプルで機能に徹したデザイン
ルミノックス Ref. 3001でまず魅力的なのは、全体を黒で統一しつつ視認性にも配慮された、プレーンなデザイン。
標準的なモデルは、黒地に白いフォント。
以前の記事 で紹介したダイソーのミリウォッチのような、いわゆるベトナム戦争時計 (GG-W-113) とは少し違うけど、装飾性が控えめで読み取りやすさに徹した潔さを感じる。
機能に無関係な余計な装飾のない「シンプルさ」がミリタリー・ウォッチの魅力。
ミリタリー・ウォッチの良さを、存分に感じられるデザインだと言えそうだ。
サイズは「ケース幅43mm」。
スペック上は大きめに感じるけど、実際には「デカ厚感」はない。
理由だけど、まず「43mm」の数値が竜頭ガードと反対側(9時位置)のケースの突起を含んでいること。
さらに全体が黒なので引き締まって見える点、回転ベゼル幅が太めなので文字盤直径は小さい点が挙げられる。
「デカデカと悪目立ちする」というデザイン&サイズ感でもないので、今風に考えればスーツに合わせてアクティブさを演出する、なんてのも意外とアリかも。
アクティブ・ウォッチながら幅広いTPOに対応できるのも、この腕時計の良さだと言えるだろう。
取り回しが楽な軽量感
重量は42gしかない。非常に軽量。
秘密は、ルミノックス社が "Carbonox" と呼ぶ炭素素材。
どういう素材かは詳しく説明されてないけど、おそらくカーボンを混合して強度・軽量性を高めた樹脂素材だと思われる。
強度がある上に非常に軽く、前項の「外観上の軽量感」を上回る「重量的な軽量感」を達成している。
付属バンドの装着感も良く、とにかくストレスなく軽快に付けこなせるのが、Ref. 3001の良さだと感じる。
高性能な夜光がもたらす、実用性
真剣に必要とする人は少ないかもしれないけど、高性能な夜光による夜間の視認性の高さも、この腕時計の「捨て置けない魅力」。
筆者的には、この腕時計を夜間のドライブ時に活用していた。
率直に言うと、近年のクルマは「腕時計で時刻を確認する」という必要性そのものが少ないけど、「暗闇の中で、ハンズフリーで時刻を確認する」という状況がある方にはオススメ。
まあ最近はスマホもあるので、かなりニッチな需要な気がしないでもないけど…。
日常生活にガシガシ使えるタフさ
最後に魅力として挙げたいのは、「20atm・200m防水」で本格ダイバーズウォッチに並ぶ耐水性を備えている点。
「素材の頑丈さ」「本体の軽さ」と相まって、アクティブな状況下でガシガシ使えるタフさがある。
「頼れるギア」と呼ぶにふさわしい1本だ。
成り立ちが軍用品だから、当たり前と言えば当たり前だけど…。
シンプルなG-Shockについて記事に書いた けど、「やっぱりデジタルは嫌!」という方に向けたアクティブ・ウォッチとして、オススメできる1本だと感じる。
風防がサファイアガラスではない
前項の「ガシガシ使えるタフさ」にも繋がるけど、ちょっとイマイチなのは風防(前面ガラス)の素材がミネラルガラスという仕様。
高級腕時計やスマホなどに採用されている、傷に強いサファイアガラスではない。
このあたりの仕様は、発売年次の古さも影響していそうだ。
まあ、元々ルミノックスは軍隊のタフな要求に向けた「ガチな腕時計」。
サファイアガラスのメリットの「小傷の付きづらさ」は、「耐久性 = 割れづらさ」に決定的に影響するわけではない。
要するに必須の仕様ではないということなのかもしれない。
たぶん「細かい傷なんて気にせずにワイルドに使う」のが、この腕時計の醍醐味。
そう考えると、ほぼ無傷で使用している筆者がチキンな人間にも思えてくる…
まとめ:「デジタル時計 (G-Shock) は嫌」という貴方に、オススメしたい1本!
今回は、軍隊仕込みのタフさ・男らしさが魅力のブランド、ルミノックス (Luminox) のRef. 3001についてレビューした。
シンプルで機能に徹したデザイン
取り回しが楽な軽量感
高性能な夜光がもたらす実用性
日常生活にガシガシ使えるタフさ
風防がサファイアガラスではない
Ref. 3001は、'94年の発売から変わらず製造されているロングラン製品。
今後も長く製造され続ける(であろう)入手性の高さも期待できる。
米軍系の時計の伝統とも言うべきか、「壊れても直して使い続ける」モノではないけど、「壊れても同じモノを購入できる」という安心感は魅力なのも事実。
価格的なこなれ感も含めて「アナログ時計の中から、定番のアクティブ・ウォッチが欲しい」という貴方にも、ぜひオススメしたい1本なのだ
[ルミノックス] ネイビーシールズ ダイブウォッチ 3001
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