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【続・大人のG-ショック】カシオのGMW-B5000D-1JF

2022年5月28日

こんにちは、物欲紳士です

今回は筆者が大好きなG-ショックの大ヒットモデルについて書きたい。

今回レビューするのは、カシオ (Casio)GMW-B5000D-1JF

GMW-B5000をオススメする方

大人っぽいG-ショックが欲しい方
デジタルウォッチも永く使いたいとお考えの方
最新機能のモデルが欲しい方

まずはカシオ&G-ショックと、本機の概略をチェックしていきたい!

ブランド(カシオ、G-ショック)と、GMW-B5000D-1JFについて

カシオ (Casio) について

カシオ (Casio) は、日本の電機メーカー。
1946年創業。

カシオの事業は計算機から始まり、のちに電子計算機などのデジタルデバイス事業に進出。

現在では、電子辞書や腕時計などの民生機器も手掛ける。
総合電機メーカーにはない特徴のある、「ちょっと尖った電子機器メーカー」だ。

カシオ (企業ホームページへ)

G-ショックについて

G-ショック (G-Shock) は、そんなカシオを代表する腕時計ブランド。
1983年誕生。

G-ショックのコンセプトは、ズバリ「壊れない時計」
80年代前半は「デジタル製品の黎明期」。
当時の技術水準から考えると奇抜なコンセプトだったといえるはず。

一風変わったコンセプトを具現化するため、独創的な設計思想・デザインを発明。
さらに独自の(ヘンテコな?)設計思想を守り続け、「国産腕時計」としては稀有なブランドを築くこととなった。

カシオらしい独自性が息づくだけでなく、私たちの生活に根ざした機能性・実用性があるシリーズだと言えるだろう!

G−ショックについては、他製品もレビュー している。
合わせてチェックしてみてほしい!

GMW-B5000D-1JFについて

GMW-B5000D-1JFは、そんなG-ショック伝統の角形デザインに、メタルボディを組み合わせた「大人のG-ショック」
2018年に発売。

【別モデル】元祖「大人モデル」のGW-5000シリーズ

「大人のG-ショック」と言えば、当ブログでも過去にGW-5000シリーズを紹介 した。


[カシオ] 腕時計 G-Shock GW-5000U-1JF
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2009年に発売されたGW-5000シリーズ。
「伝統の樹脂外装+金属製のケース」が特徴のシリーズだった。

 

そんな従来製品に対し、本機は10年以上の年月を経て外装部材も金属化を果たした点が、本機の第1のポイント。

シリーズのラインナップだけど、筆者の手元にあるシルバー色がスタンダード仕様

このほかに、


[カシオ] G-Shock Bluetooth搭載 電波ソーラー GMW-B5000GD-9JF
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[カシオ] G-Shock Bluetooth搭載 電波ソーラー GMW-B5000GD-1JF
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[カシオ] G-Shock Bluetooth搭載 電波ソーラー GMW-B5000-1JF
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「ゴールドや黒」「ラバーストラップ」など、多くの外観仕上げのモデルが展開されている。

 

また、内部機械(モジュール)の面でBluetoothを用いたスマホ連携に対応した点も、本機の特徴になっている。

スマートウォッチとは、少し異なる…

「スマホ連携」と言ってもスマートウォッチとは少々異なり、機能面では従来のデジタル腕時計の延長線上にある。
ボタンが少ないがゆえに操作系が複雑だったデジタル腕時計の機能設定が、スマホと繋がることでカンタンになった、という感じ。

使い勝手について、詳細は記事後半でレビューしていきたい!

カシオのGMW-B5000D-1JF:良い点と、イマイチな点

「直近の大ヒットモデル」という意味で「G-ショック・ブランドの近影」が垣間見える、GMW-B5000シリーズ。

筆者は、本機を1年ほど愛用中。
日々使用して感じた良い点とイマイチな点は、以下の通りになる。

GMW-B5000の良い点

高級感とこだわりに溢れた仕上がり
「樹脂&ラバーのネガ」を払拭した耐久性
機能性と操作性を両立したスマホ連携

GMW-B5000のイマイチな点

液晶フォントの視認性
最新ゆえ古臭くなる懸念も?

以下で、それぞれについて述べていきたい!

高級感とこだわりに溢れた、細部の仕上がり

まず第1に魅力なのは、【大人のG-ショック決定版!】とも言うべき高級感に溢れた外装の仕上げ

全体的に「樹脂&ラバーの角型G-ショック」のデザインを留めつつ、部材が金属に置き換わった仕様。

樹脂ベゼルのGW-5000と

従来製品と見較べると、質感をアップさせつつも伝統のデザインへのオマージュ感も感じられる。

さらに言うと、単なる「素材の置き換え」ではなく細部の仕上げにもこだわりを感じる。
例えば、本機はベゼル・ブレスレットが同一部材(ステンレス)。

(少々見づらいが)本体ケースとブレスレットでは、表面の仕上げが異なる

で、樹脂モデルでは異部材の「つなぎ目」だったベゼルとバンドの境界は、ポリッシュとサテンの異なる仕上げが施されている。
「統一感がない」と見る向きもあるだろうけど、こうした「素材感の差異」も過去デザインへのオマージュを感じるポイント。

ブレスレットに目を移すと、コマは一体型のソリッドブレスを採用。

【別モデル】普及版金属モデルのG-スチール(GST-W310)。

過去にレビューした普及版の金属外装モデル (G-スチール)では、コスパに優れた板金製のコマを採用していた。
(…そして「板金製だけど質感を保つ」という、技術陣の涙ぐましい努力に感動(?)した。)

一方、上級モデルの本機はコスト制約の差からか、一体型のブレスを採用したわけだ。
比較して見ると、明らかな「外観面でのスッキリ感」も一体型ならでは。

「高価なモノは、確かに良いモノ」な側面もあって期待を裏切らない仕上がりだと感じる。

「樹脂&ラバーのネガ」を払拭した、耐久性

金属外装の採用で、G-ショックを始めとした「樹脂製ウォッチ」のネガだった耐久性が払拭された点も大きい。

【別製品】カシオのGW-M5610U-1JF

ベーシックなG-ショックの場合、樹脂の外装部品(ベゼル)とラバーバンドは消耗品
経年変化で切れるバンドだけでなく、樹脂製ベゼルにも経年劣化が起きる。


【別製品】純正ベゼル 交換用 G-SHOCK Gショック DW-5600E カシオ CASIO 黒 ブラック 74236776
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で、(のように)交換用のアフターパーツも広く販売されているわけだ。

そもそも樹脂製の腕時計って、消耗品は交換した上で「本体が劣化したら買い替える」のが前提の製品。

一方、本機は外装部材もメタル化されたので、仕様的に長期間に渡り使用できる耐久性が確保されている。

「普通の腕時計」と同じ感覚で使用できる点は、「良いモノを永く使う」派の方には嬉しいポイントかもしれない…!

機能性と操作性を両立した、スマホ連携

第3のポイントとなるスマホ連携機能について

本機はスマホとBluetooth接続を行い、時刻&本体機能の調整などが可能。

操作方法は、非常にカンタン。
まず、専用のスマホアプリ "G-Shock Connected" をインストール

本体左下ボタンの長押しで、スマホと接続可能

本機とスマホとのBluetooth接続は、本体右下のボタン長押しで行う。
操作方法はアプリ内画面で説明してくれるので、分かりやすい。

スマホアプリの併用で可能なことだけど、まずスマホの内部時計との同期が挙げられる。
スマホの電波時計って「GPS対応の電波時計」と呼べるモノ。

スマホの時計と同期することで、「電波時計との同期」と「GPS情報を基にしたタイムゾーン設定」とを同時に行える。


【別製品】[セイコーウォッチ] 腕時計 アストロン GPSソーラー デュアルタイム SBXB041
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「ジェットセッター時計」と言えば、なんかが有名。
「スマホの力」を借り、ほぼ同等の「自動タイムゾーン設定」を実現したのが本機というワケ。

さらに何かと操作が難解な本体の詳細機能の設定も、アプリ経由で可能。
主な操作項目だけど、以下のような感じになる。

表示設定(12/24時間、月日順、言語)
・以下のON/OFF切り替え
 - 本体の電波受信
 - オートライト
 - パワーセービング機能
 - サマータイム表示
ソーラーバッテリーの残量の確認

頻繁に設定を切り替える項目は少ないけど、(操作ボタンが少ないため)本体だけでは設定方法が難解。
設定を説明書要らずで行えるのはファンにはありがたく、嬉しい機能だと感じる。

Bluetoothの範囲内なら、腕時計からスマホの探索が可能

ただし1点だけ「事前に覚えておいた方が良い操作手順」もある。
それは本機からのスマホ探索機能

前述した「本機とスマホをBluetooth接続した状態」で、右下ボタンを長押しする。
するとスマホから音が流れ、端末を探すことが可能。

完全に失くした場合は「iPhoneを探す」とかに頼るしかないけど、近距離でちょっと見失った場合などに便利そう。

液晶フォントの視認性はイマイチ

引き続き、イマイチな点についても述べたい。

特に時刻表示部だけど、本機の液晶フォントの視認性はイマイチ
この点は(の最廉価モデルを除き)筆者がG-ショックの他モデルでも指摘してきたポイント。

ベーシックモデルのDW-5600E-1(左)と並べる。

時刻表示部の液晶表示のデザインが異なるのが分かる

の写真からも分かる通り、液晶の数字フォントは横棒に対して縦棒が太くて「明朝体」っぽいデザインをしている。

見た目はオシャレだけど、パッと見た際に内部が潰れて読み取りづらい場合がある

個人的にはフォント書体を改良してほしいけど、G-ショックの多くの製品も同様のフォントを採用。
「G-ショックっぽさ」と感じる方もおられそうで、現実的には難しいのかもしれない…。

最新ゆえ、古臭くなる懸念も?

角型G-ショック(Originシリーズ)の内部機構(モジュール)のラインナップについては、別記事 で述べた。
非常に幅広いラインナップの中で最新で、「カシオの技術の粋」を集めたのが本機となる。

…意地悪な言い方だけど、最新ということは「陳腐化する懸念がある」のも事実…。

本体は10年20年と使えるはずだけど、愛用する途上で「新しさ」は色褪せるはず。
「最新モノ好き」な方は、特にこの点には注意が必要だ。

なお将来性の観点で言うと、「スマホ連携機能」に関しては例えば20年後、現在と同等のアプリが存在するのかはカシオ様次第。

(★写真はイメージ)

そもそもの「20年後のスマホの姿」だって、誰も知らない。
将来のサービス像が未確定な部分もあるわけだ。

ただ救いなのは、本機は腕時計単体での「高性能な電波ソーラー時計」としての機能は維持している。

裏蓋には機械の型番が記載されている(印字方法は、機種により異なる)

さらに言えば、G-ショックは裏蓋に書かれたモジュール型番(本機は3459)を見て、「カシオ+モジュール型番」で検索すれば説明書にもカンタンにアクセスできる。

スタンダードな機種と同等の使い勝手にはなるけど、将来のサービス内容に関係なく「デジタルウォッチとしての機能性」は最低限確保されている。
本体の耐久性が高そうなだけに、この点は嬉しいポイントだと言えそうだ…!

まとめ:「殿堂入り」はほぼ確定の名作を、あなたも。

今回は、角型G-ショック(ORIGINシリーズ)が好きな筆者としては避けて通れないヒット作、「将来の名機」ことカシオ (Casio)GMW-B5000D-1JFをレビューした。

ポイントのまとめ

高級感とこだわりに溢れた仕上がり
「樹脂&ラバーのネガ」を払拭した耐久性
機能性と操作性を両立したスマホ連携
液晶フォントの視認性
最新ゆえ古臭くなる懸念も…

スマートウォッチが普及する中、「スマホとの共存」という課題へのカシオの答えが分かる1本。

そして魅力は機能面だけに留まらず、こだわりを感じる仕上げなど「着用時にテンションをアゲてくれる仕掛け」も多い。
少なくとも10年は使えるはずの耐久性も魅力。

将来の「殿堂入り」はほぼ確定と思えるだけに、「永く使えるG-ショックが欲しい!」とお感じの方は、ぜひ手にとっていただきたい1本だ

[カシオ] ジーショック Bluetooth搭載 電波ソーラー GMW-B5000D-1JF メンズ


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