Casio "G-Shock" DW-5600E-1

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【G-Shock】カシオのDW-5600E-1【安くてもいいんです】

2021年3月12日

こんにちは、物欲紳士です

Casio "G-Shock" DW-5600E-1

今回は全てのメンズにオススメしたい「G-Shockの入門編」、G-Shockのベーシック・モデル、DW-5600E-1をレビューする。

G-Shock愛好家の方もそうでない方にも推す、ベーシック・ウォッチの傑作
さっそく見ていきたい!

ブランド(カシオ)と、G-Shockについて

カシオ(Casio)について

カシオのロゴ

カシオ(Casio)は、日本の電機メーカー。
戦後間もない1946年、計算機のメーカーとして創業。

その後の計算機の電子化に伴い、電子機器メーカーとしての歩みを進める。
現在は計算機(電卓)だけでなく、電子辞書や腕時計など、幅広いデジタルデバイスを製造・販売している。

ちなみに "Casio" というと一風変わった社名に見えるけど、創業家の一族は「樫尾さん」
要するに、れっきとした日本企業なのだ。

G-Shock(ジーショック)について

カシオのG-Shock

G-Shock(ジーショック)は、カシオの腕時計のブランド・ラインの1つ。1983年誕生。
名前の由来は「G(gravity: 重力)の衝撃」という意味だと思われる。

その設計思想の独自性は、開発当初に掲げられた「トリプル10」というキーワードに現れている。
曰く、「10気圧防水、電池寿命10年、10メートル落下」を保証する、ということ。

防水性や耐衝撃性は、元来腕時計が抱えていた大きな技術的課題で、20世紀を通して大きく進歩してきた分野でもある。
これらの課題に、カシオはさらに具体的な数値目標を与えたことにより、これまでにない腕時計を生み出すことに成功したのだ。

Casio "G-Shock" DW-5600E-1

樹脂外装、衝撃吸収材を兼ねるウレタンバンドという構造。
発売時の常識からすれば「ヘンテコな時計」だったに違いない。

結果、生まれたG-Shockという腕時計は、「極大のケースに、樹脂外装・ラバーバンドを備える」という、当時の価値観では珍奇な外観を持った腕時計だった。

しかしカシオという会社は、このヘンテコな時計とその設計思想を、40年近くに渡り守ってきた
この点が、「G-Shockが、現在では定番として愛される理由」となっているのかもしれない。

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DW-5600E-1:魅力とイマイチな点

そんなG-Shockの歴代のモデルの中でも特に有名なものの1つが「スピードモデル」
これは映画「スピード」(Speed, 1994)で、キアヌ・リーヴス演じる主人公が着用したことでG-Shockの人気に火を付けた製品

Casio "G-Shock" DW-5600E-1本機は「スピードモデル」として知られた旧製品の復刻版的な立ち位置のモデル

そして今回の1本、DW-5600E-1は、この「スピードモデル」を現代に蘇らせた「復刻モデル」とも言うべき立ち位置の1本。
この時計の魅力(とイマイチな点)を書き出すと、下記になる。

魅力的な点

シンプルな文字盤デザイン
液晶フォントの視認性が高い
シンプルな電池式
入手性が高く、価格が廉価

イマイチな点

便利機能(ワールドタイム、オートライト)には非対応
着用頻度が高い場合は、ソーラー式がベターかも

シンプルな文字盤デザイン

まず、デザインに関して。

Casio "G-Shock" DW-5600E-1

G-Shockとしてはオリジナルと言える角型の樹脂ケースに、比較的シンプルな文字装飾。
本機はG-Shockの「ORIGIN系」となる角型のケースに、一般的な「グレー地に黒字」の液晶、さらに白・青系の文字装飾という出で立ち

「黒地に赤」のデザインの例例えばG-Shockの初代モデル(DW-5000)系の装飾は、赤系のワンポイントが入る。
これはカメラや自動車をはじめ、多くの工業製品に見られるアクセントの入れ方だ。

G-Shockには様々なバリエーションがあり、それぞれ良さがあるけど、この比較的控えめな装飾性には「スタンダードとしての価値」があると感じる。
一般的には「黒いモノのワンポイント装飾」としては、赤やオレンジが好まれる傾向がある。
この時計の装飾は、敢えてこのような「目立つ色」を使うことを避けている。

この装飾性の少なさ・デザイン性にはセンスの高さを感じて、個人的にはお気に入り。
さらに「ファッション」として捉えると、様々な着こなしへの溶け込みやすさに繋がっていると感じる。

液晶フォントの視認性が高い

「『液晶フォント』って何だよ?」って思われた方もいるだろうけど、これは筆者としてはかなり重要なポイント。
DW-5600E-1とGW-5000-1JF DW-5600E-1(本品、左)と、GW-5000-1JF(右)の比較。
本品(左)と上位モデル(右)とで、液晶の書体が異なるのが分かる。

試しに、2つの角形のG-Shockを並べてみる。
こうして並べてみると、実は液晶の文字デザインが異なる点がお分かりになるだろうか。
この時計(DW-5600E-1)は、言ってみれば「ゴシック体」のような書式で、時刻表示部の縦線と横線の幅が等幅なフォントだ。

対してG-Shockの上級モデルのほとんどが、「明朝体」のような書式を採用。縦線が横線よりも太い形をしている。
上級モデルの方がフォントとして「デザイン感」があってお洒落、という付加価値が込められているのだろうけれど、筆者はこの明朝体ライクなフォントがあまり好きではない。
というのも腕時計として重要な、時刻の読み取りやすさを犠牲にしているように思えるからだ。

GW-5000-1JFとGW-9400J-1JF
完全に蛇足だけど、上位モデル(GW-5000-1JF)と「最強G-Shock」レンジマン(GW-9400J-1JF)を比較。
時計本体が大きくなるため、時刻の視認性はさらに悪化する…。

明朝体ライクな上級フォントは、縦線が太いため「パッ」と時計を見た時に「文字の内部」が潰れて見え、時刻を読み取りづらいことがままある。

「読み取りづらい」といっても、今回の時計(DW-5600E-1)なら0.1秒で読めるところを、0.2〜0.3秒くらいかかるという感じで、実際には大した差ではない
けれども「読み取りづらい」という感覚を覚えるのは事実で、使用上のストレスになる点は否めない。

カシオのG-ショック、DW-5600E-1(文字盤)

対して今回紹介するDW-5600E-1の液晶フォントは、「1000円程度で買える爆安時計の液晶フォント」とほぼ同じ。
見方によっては安物感は否めないけれど、「視認性」という観点では上位モデルを凌駕している。

この点は筆者個人の感覚の問題ではなく、(比較すれば)ほぼ全ての人に同意してもらえるはずだと考えている。

やはり、「高価ならば何でも良い」という単純な話ではない。
シンプルで廉価なモノにも、そのモノにしかない良さがあるのだ。

シンプルな電池式

現在のG-Shockは、ほぼ全てのモデルがソーラー駆動タイプのムーブメントを採用していて、昔ながらの電池駆動のタイプは少ない


あくまで日常の実用品として作られている腕時計なので、この方向性自体は正しいと思う。
しかし、筆者のような腕時計好きや、アクティビティ用(登山やスポーツ等)にサブの時計を探している人にとっては、ソーラータイプの時計は扱いづらさがあるのも事実

というのも、ソーラータイプのムーブメントのバッテリーは、電池よりも容量が少ない。
引き出しの中にしまったままだと、数ヶ月で電池切れになる
自宅内での保管が長い場合は、保管上の工夫(密閉された箱の中には入れず、窓際に置く)が必須になる。

Casio "G-Shock" DW-5600E-1
その点、本品のような電池駆動のタイプは、電池交換の手間がかかるデメリットはあるけれど、保管の心配をする必要がなく、使い勝手上もシンプルに使える。

また電池交換の手間についても、アナログタイプのクオーツ時計とは異なり、電池寿命は長い
7〜10年くらいは普通にもつと言われているので、メインの時計として使用しても電池寿命がストレスになることは、それほどないだろう。

入手性が高く、価格が廉価

やっぱりこういう定番かつベーシックなモノには需要があるのか、このG-Shockは実店舗やネットストアで高い入手性を誇り、価格も廉価だ。


今回紹介の「DW-5600E-1」が8,000円弱、海外向けの姉妹モデル「DW-5600E-1V」だと6,000円台で買えてしまう。
価格的なお手軽さも含め、これまでG-Shockを使ったことがない方もマニアの方も、全てのメンズ時計好きにオススメしたい1本なのだ。

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便利機能(ワールドタイム、オートライト)には非対応

以下ではイマイチだと思う点について述べたい。

G-Shockの上位モデルには、様々な便利機能が搭載されている
1つ1つは説明しないけど、特にワールドタイムとオートライトは便利だと感じている。
この腕時計には電波ソーラーはもちろん、これらの便利機能も搭載されていない


ワールドタイムに対応した時計では、世界の主要地域の時刻帯が予め時計内に入っている。
時刻合わせ時には、電波機能で時計が時刻帯を認識するか、「日本の時刻として」時刻を合わせる。
このことで海外へ移動した際にも時刻合わせは不要で、時刻帯を切り替えるだけで現地時刻に合わせることが可能

G-Shockを海外の出張で使う人は少ない気もするけど、「ハワイのビーチで使う」みたいなシチュエーションはこの腕時計の性格上、かなりありそう。
海外旅行で使う場合、本機だと移動毎に時刻合わせが必要で、面倒と言えば面倒。


オートライト機能は、時刻を確認するような姿勢で腕時計本体を少しの間静止させると、バックライトが自動的に点灯する機能。

Casio "G-Shock" DW-5600E-1 バックライト

この腕時計もバックライトを備えるけど、自動点灯ではなく、ボタンを押して点灯させる方式。

真っ暗に近い状況で、かつ両手を離せない状態で時刻を見る、という場面がある方には、あると便利。
個人的に便利だったのは、夜間のドライブ中に時刻を確認するというシチュエーション。
筆者の場合、以前の愛車が旧いクルマで、「車内の時計が不正確」なために便利に使っていたけど、クルマを乗り換えたら必要がなくなった。

誤作動すると暗所で不意に時計が光って悪目立ちするので、使わない人にはなくても良い機能ではある。

着用頻度が高い場合は、ソーラー式がベターかも…

メリットの部分でも述べたけど、着用頻度がそれなりに(週1以上)ある場合は、ソーラー式の選択肢の方が現実的かもしれない。

別モデルになるけど、ほぼ同じデザインでタフ・ソーラーや、上述の便利機能を搭載したモデルも用意されている。
着用頻度がそれなりにあって海外渡航の機会が多い方には、下のモデルもオススメ。
ただし時刻の液晶フォントの視認性が良くないのは、個人的にはちょっと気になる…。

別モデル

Casio "G-Shock" G-5600UE-1JF


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まとめ

この記事では、まずは1本持っておきたい(と考える)「G-Shockの入門編」、DW-5600E-1についてレビューした。

 

ポイントのおさらい

シンプルな文字盤デザイン
液晶フォントの視認性が高い
シンプルな電池式
入手性が高く、価格が廉価
便利機能(ワールドタイム、オートライト)には非対応
着用頻度が高い場合は、ソーラー式がベターかも

本機を日々使って感じるのは、必ずしも「高価なモノが良い」とは限らないという事実。

高級感とは無縁ではあるけど、「ベーシックなモノの良さ」を感じられる1本だ。
そんな価値が分かる方に、特にオススメしたい1本なのだ

本記事で紹介

Casio "G-Shock" DW-5600E-1


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は今回の腕時計の海外仕様
基本的なデザインは同じだけど、文字盤上部の文字装飾が若干異なり、やや価格が安い。
さらにコスパに拘る方には、こちらもオススメ。

海外仕様

Casio "G-Shock" DW-5600E-1V


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