こんにちは、物欲紳士です。
男子なら普段着・礼装にと、誰でも必要になるのが白のワイシャツ。
この記事では、日常着に最適な定番のユニクロアイテムをご紹介したい。
今回レビューするのは、ユニクロ (Uniqlo) のスーパーノンアイロンシャツ。
シャツのアイロンは「自分で派」な方
ノンアイロンシャツでも「素材はコットンだろ!!」という方
インポートブランド系のノンアイロンシャツを愛用の方
まずはブランド(ユニクロ)と、このワイシャツの概略をチェックしたい!
ブランド(ユニクロ)と、スーパーノンアイロンシャツについて
ユニクロ (Uniqlo) について
ユニクロ (Uniqlo) は、言わずと知れたSPA(アパレル製造・販売業者)で国内最大のブランド。
並み居る強豪を押さえ、SPA業界で世界No.1になる日も近そう。
ユニクロ (オンラインストア・トップページへ)
ユニクロについては、過去に下記の製品のレビューを書いている。
あわせてチェックしてほしい…!
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ユニクロのスーパーノンアイロンシャツについて
スーパーノンアイロンシャツは、ユニクロが満を持して(?)発売した、「究極のイージーケアシャツ」と言っても過言ではないドレスシャツ。
スーパーノンアイロンシャツの特徴をざっくり説明すると、下記の通り。
W&W性4級を獲得、お手入れが簡単
税込み2,990円の高コスパ
綿100%の肌触りと質感
ベーシックなデザインと高い耐久性
まず最初に挙げたい特徴は、2018年の販売開始時点でW&W(ウォッシュ&ウェア)性で4級を獲得した高い形状安定性能。
W&W性というのは聞き慣れない指標だけど、「4級」は「シワの90%をカットする」というレベル。
完全ノンアイロンではないけれど、ハイレベルな形状安定性を持っているわけだ。
さらに「税込2,990円」の高コスパも、嬉しいポイント。
元来、「ドレスシャツはアイロンでプレスを掛けて着る」というのは半ば常識。
「面倒なアイロンを省きたい!」という時短発想は、合理性の先進国・米国で生まれた。
「ノンアイロンシャツの先駆者」として知られるのは、米国のブルックス・ブラザーズ。
1950年代(!)から開発を行っていたそうで、ノーアイロンシャツは同社の人気商品でもある。
その他のノンアイロンシャツの定番製品も米国系ブランドが多いけど、インポートブランド系の製品だけにお値段が結構するんだよねえ…。
洋服の中では "消耗品" と言えるワイシャツを、細かい値段を気にせずにポンポン買えるセレブな方ならともかく、小市民的には「1枚1万円以上のシャツを買い続ける」のはちょっとキツいのも事実。
「税込2,990円」という価格なら、一般的な収入でも消耗品感覚で購入可能な金額。
庶民の味方・ユニクロ様の有りがたみを、十分に感じられる価格設定だと言えそうだ。
素材は綿100%。
80番手双糸を用いたピンオックス素材で、綿100%ならではのしなやかな肌触りが嬉しい。
デザインはユニクロらしく、極めてベーシックで奇をてらった部分がない。
だけどタイドアップ時の襟元の収まりも良く、パターンに工夫が感じられる。
その他、パッカリング(洗濯縮みによる波打ち)が起きやすい箇所にはテープ補強が施されるなど、耐久性にも考慮した仕立てになっている点もユニクロらしく、抜かりがないという印象。
カジュアルウェアを制し、ドレスウェアに進出しようというユニクロの、意気込みが感じられる1枚となっているわけだ!
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スーパーノンアイロンスリムフィットシャツ:良い点と、イマイチな点
筆者は販売開始以来気に入っていて、手元に多数枚を持つに至っている。
筆者がこのシャツに感じる良い点とイマイチな点は、下記の通り。
「肌触り」「イージーケア性」「コスパ」の三位一体感
シンプルシャツのツボを抑えたパターンと仕様
体格や用途によって選べるボディと襟型
サイズオーダーも追加料金なしで可能
白は「若干透ける」気もする
以前は展開していた「ピンク」を再販してほしい
(注意)洗濯と干し方について
それぞれについて、下記で説明していきたい!
「肌触り」「イージーケア性」「コスパ」の三位一体感
筆者が本品を「究極のイージーケアシャツ」だと考える理由がここ。
繰り返しにはなるけど、本品は肌触りの良さとイージーケア性能に加え、気軽に購入できる高いコスパまでも実現。
3点をバランス良く実現している点で、世間に出回る数多くのシャツ製品の中でも唯一無二の価値あるシャツだと断言できる。
以下は筆者の個人的好みになるけど、ドレスシャツは襟やカフスに糊を効かせてパシッとプレスを掛けてしまうより、シワが取れつつフンワリした雰囲気があった方が好みなのだ。
そのためにはクリーニングに出すのではなく、糊を使わずに自宅でアイロンを掛けるのが理想。
だけど「週末に次の週の着用分にプレスを掛け、畳まずに置いておく」ことを習慣化できるかと言うと、現実的にはなかなか厳しいわけだ。
その点、このシャツは綿100%なのでイージーケアシャツでも筆者が求める「フンワリ感」が感じられる。
見た目の雰囲気だけでなく、タイを締めた時の襟元は柔らかい方が首が窮屈にならず着心地も良い。
「柔らかさ」を求めると、通常は自宅で1枚1枚プレスを掛けるという話になるけど、このシャツはお手入れも簡単。
完全ノンアイロンではないけど、衣類スチーマーを使ってサッとシワを取るだけで、通常のビジネス用途には全く問題はない。
大人買いできる価格も含め、筆者の「理想のドレスシャツ・ライフ」に近い状態を習慣化できる1枚なわけだ…!
シンプルシャツのツボを抑えたパターンと仕様
非常にシンプルで奇をてらった部分がないシャツだけど、普段着&ビジネス向けのシンプルシャツとしてのツボを抑えた仕様も見どころ。
タイドアップした状態で、立体的に見える襟部。
衿先が浮かず生地に着地し、綺麗に見えるように設計されている。
こだわりのピンオックス生地は適度な光沢感があって、肌触りはしなやか。
普段着・ビジネスから冠婚葬祭まで対応できる汎用性がある。
細かいけど、カフスにボタンが2個付属していて太さを調整できるのも◎。
カフスの太さで袖先の位置を調整できるので、袖丈に神経質になる必要はない。
袖丈はむしろ長めに取った方が、腕を上げた際に手元がツンツルテンになる懸念がない。
体格や用途によって、選べるボディと襟型
現行モデル(2021年秋冬時点)のカラー展開は「白・サックス(青)・黒」の3色。
無地のみで限定された色展開ではあるけど、その中でのバリエーション展開は充実している。
ボディサイズは「レギュラーフィット」と「スリムフィット」の2段階から選べる。
サイズを比較してみると、肩幅と身幅はほぼ同じで、身幅の差は約3.5cm。
着用すると数字以上に大きな差になる。お好みで選ぶと良い。
ちなみに筆者は細身体型のため、スリムフィットを選んでいる。
展開サイズがXS〜4XLまでの8サイズで、ボディサイズと合わせると16サイズもあるのも魅力。
襟型は「ボタンダウン」「セミワイド」「レギュラー」の3種。
レギュラーカラーはオンラインストアのみの展開になる。
ボタンダウンとセミワイドは、ネクタイの有無に関わらず合わせやすく、汎用性が高い。
基本はお好みだけど、フォーマルな場面ではボタンダウンシャツの着用は避けるのが無難。
逆に、冠婚葬祭で重宝するのが白のレギュラーカラー。
オンラインストア限定にはなるけど、ぜひ試してみてほしいオススメアイテム。
急なお通夜・お葬式などは準備で特にワチャワチャするので、1着持っていると非常に便利。
さらに細かいところでは、オンラインストア限定だけど「胸ポケットなし」も選択が可能。
スマホが普及してから、筆者は「胸ポケットあり派」に転向。
ジャケット着用時は(型崩れ防止のため)胸ポケットにスマホを入れることが多い。
でも「ドレスシャツは胸ポケットなしでしょ!!」という方もおられるだろう。
…率直に言うと、そこまでスタイルにこだわる方がどれくらいいるのかは不明だけど 、ドレス派にも嬉しい配慮だと感じる。
サイズオーダーも、追加料金なしで可能!
オンラインストアと言えば、さらにオススメしたいのがサイズオーダー。
スーパーノンアイロンシャツは、追加料金なし(税込2,990円)でサイズオーダーが可能。
オーダー内容は、これまでに説明した仕様(フィット感・襟型・色)に加え、首周りと裄丈の修正が可能。
「シャツはネックサイズと裄丈で買う」という方も多いと思うけど、是非トライしてみてはいかがだろうか!
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白は「若干透ける」気もする
以下は、イマイチに感じている点。
若干気になるのは、薄手の白シャツで避けて通るのが難しい「白を着た際に、肌が透ける」という現象。
特に「1着2,000円」みたいな安価なシャツでは、スケスケシャツ(笑)も結構多い。
本品はモロスケでは全くないけど、微妙に気になる方もおられるかもしれないレベル。
近年は「ドレスシャツは素肌に着るんだよ!」というこだわり派も満足できるインナーが一般的になってきた。
気になる方はインナーシャツと併用するのがオススメ。
なお、個人的なオススメはグンゼ。下記記事も参照してほしい…!
以前は展開していた「ピンク」を再販してほしい…!
それと、ちょっと気になるのがカラーバリエーション。
発売当初は「白・ブルー・ピンク」の3色展開だった。
けれど昨年(2020年)くらいに仕様変更があって、2021年秋冬時点では「白・ブルー」と「黒」の3色構成。
いやいや、「黒のドレスシャツ」って何なんすか…!
念の為にフォローしておくと、黒のシャツってモダンに格好良く着られるアイテムではあるけどね…。
ただ、スーパーノンアイロンシャツを「ドレス・ビジネスアイテム」だと捉える観点では、ちょっと尖りすぎているのかなあとも感じる。
「ピンクではなく黒」というのは、欧州のファストファッションがしそうな色選択。
おそらく日本(とアジア圏)ではなく、欧米も含めた全世界の需要を重視した色展開なのだろう。
ユニクロは世界企業なので、この辺りは日本の一個人が主張したところで実現困難な面もありそう。
だけど期待も込めつつ、オンラインストア限定とかでも良いのでピンクの再販も希望したい…!
(注意点)洗濯と干し方について
家庭でお手軽にメンテできるのが魅力のスーパーノンアイロンシャツだけど、完全ノンアイロンではない。
ただ、洗濯時の取り扱いによってシワの付き度合いが変わるので、オススメ洗濯方法を記載しておく。
まず、洗濯時はネットの使用がオススメ。
ネットを使用しない場合、(中身にもよるけど)脱水時に他の洗濯物と絡まり、シワになりやすい。
ネットを使用した方がシワになりづらいだけでなく、干す作業もラクなので一挙両得。
あと乾燥前にハンガーに掛けた際、付いたシワを軽く伸ばすと乾燥後には大体取れる。
率直に言って、この2点だけでも「ビジネスでも普通に着用できる状態」にはなる。
プレスを掛けた並みの「ちゃんと感」がお望みの方には衣類スチーマーの使用を推奨するけど、お好みという感じではある。
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(まとめ)「シャツをまとめてクリーニングに出す」のは、もはや時代遅れの習慣です…
今回は、筆者の近年の「シンプルなドレスシャツの鉄板アイテム」になっている、ユニクロ (Uniqlo) のスーパーノンアイロンスリムフィットシャツについてレビューした。
「肌触り」「イージーケア性」「コスパ」の三位一体感
シンプルシャツのツボを抑えたパターンと仕様
体格や用途によって選べるボディと襟型
サイズオーダーも追加料金なしで可能
白は「若干透ける」気もする インナーの併用がオススメ
以前は展開していた「ピンク」を再販してほしい
(注意)洗濯と干し方について 洗濯ネットの使用・シワを伸ばす
総合評価 ★★★★★ 3.8
デザイン ★★★★★ 4.0
奇をてらった部分がない「真っ当さ」が◎。カラバリは改善希望。
機能性 ★★★★★ 4.0
「スーパー」を謳うだけのことはあるノンアイロン性。
着用感 ★★★★★ 4.0
「柔らかめな仕上げ」が好みの筆者も満足できる綿の質感。
価格 ★★★★★ 4.0
「爆安」ではないけど優秀なコスパ。
耐久性 ★★★★★ 3.0
「ヘビロテして永年着られるモノ」ではない。
その他 特になし
本品の出現で「米国ブランドのノーアイロンシャツ(1万円以上)を買う」とか「週末にシャツをクリーニングに出す」とかは、筆者的には完全に過去の習慣になりました…笑
その方が時間・コストの節約にもなるし、自分でお手入れできるのが気分が良い!
"LifeWear" を標榜するユニクロらしさに溢れた1枚だと言えるだろう。
2,990円のシャツを常用したからと言って、良質なドレスシャツの価値がなくなるわけではない。
むしろお気に入りシャツのお手入れに手間をかけて「特にお洒落を頑張りたい時に着る」という楽しみ方もできるだろう。
そういった「メリハリを効かせた、洋服の楽しみ方」が可能になるという意味で、こだわり派の方にもメリットは大きいのではと感じる
ユニクロ (オンラインストア・トップページへ)
(★おまけ)コーディネート例、製品のデータ
コーディネート例
コーディネート詳細
ジャケット:ユニクロの感動ジャケット( レビューページ へ)
シャツ:ユニクロ(本品)
デニム:ユニクロのストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ( レビューページ へ)
靴:パラブーツのコロー( レビューページ へ)
鞄:ポーター
ネクタイ:ユニクロ
腕時計:ノモスのオリオン( レビューページ へ)
コーディネート詳細
ジャケット:ユニクロ
シャツ:ユニクロ(本品)
ニット:ユニクロ
デニム:ユニクロのストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ( レビューページ へ)
靴:パラブーツのコロー( レビューページ へ)
鞄:フィルソンの70256( レビューページ へ)
コーディネート詳細
ジャケット:オーダー品
シャツ:ユニクロ(本品)
デニム:ユニクロのストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ( レビューページ へ)
靴:アルフレッド・サージェント
ベルト:ホワイトハウス・コックス
製品のデータ
ブランド ユニクロ (Uniqlo)
製品名 スーパーノンアイロンスリムフィットシャツ
素材 綿100%
襟型 レギュラー、セミワイド、ボタンダウン
色 白、ブルー、黒
サイズ S
製造国 ベトナム
価格 2,990円(税込)
購入年月 2018年〜
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