パラブーツのコロー、外観

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【大人の普段履き】パラブーツのコロー【履き方・お手入れ方法も】

2021年2月28日

こんにちは、物欲紳士です

靴について、初めて書きたい。
今回は筆者のここ数年の超お気に入りで、メイン靴として爆推しする1足を紹介する。

今回紹介するのは、パラブーツ(Paraboot)コロー(Coraux)

パラブーツのコロー、外観

まず、ブランド(パラブーツ)と、コローの概略について紹介する。

ブランド(パラブーツ)と、コローについて

パラブーツについて

パラブーツ(ロゴ)

パラブーツ (Paraboot) は、フランスの靴ブランド。1927年創業。

パラブーツのコロー、ソール
パラブーツの靴はオリジナルのラバーソールを採用。高い実用性を誇る。

パラブーツの靴の特徴は、まずは自社製ラバーソールを使用した実用性の高さ
表革の材料もオイルド・レザーなど、水に強い革材を使用したモデルが多い。
靴好き、特に雨や湿気の多い日本の靴好きに人気が高いブランドだ。

全ての製品に付く、布製のタグ。ひと目で「パラブーツの靴」だと分かるポイントの1つ。

第2に、フランスのブランドらしく、トラッドとエレガンスの間の中庸感のあるデザイン性
その上で、パッと見ただけで「パラブーツの靴」だと分かるデザイン上のオリジナリティも特徴だ。

次に、パラブーツの靴のラインナップについて
実際には多様なラインナップがあるけど、日本でのメインラインをざっくりと紹介する。

① フランス製ライン


[パラブーツ] シャンボード CHAMBORD シューズ チロリアンシューズ
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本国・フランス製のライン。ダービー(外羽根式)の短靴がメイン。
シャンボード(Chambord、上の写真)・ミカエル(Michael)等が有名。
製法はグッドイヤー・ウェルト式やノルウィージャン・ウェルト式がメイン。
日本での価格はだいたい7万円台〜。

② スペイン製ライン


[パラブーツ] デッキシューズ バース アメリカ
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スペイン製のカジュアルなライン。
デッキシューズやスリッポンなど、カジュアル向けの靴が多い。
デッキシューズのバース(Barth、写真)が、特に有名。
製法はモカシン式。価格は2万円台後半〜。

③ 登山靴ライン


Paraboot パラブーツ トレッキングブーツ/AVORIAZ アヴォリアーズ
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販売数としては多くないかもしれないけど、パラブーツは登山靴も有名
お得意のノルウィージャン製法は、登山靴用の製靴法だった経緯もあるようだ。
写真のアヴォリアーズ(Avoriaz)が有名。
製法はノルウィージャン・ウェルト式、フランス製。
価格はおよそ7万円台。

コローについて

コロー(Coraux)は、上で説明したパラブーツの製品ラインナップのうち、② スペイン製のカジュアル・ラインに属する製品。スタイルはコイン・ローファー

パラブーツのコロー、外観

名作として知られるデッキシューズ、バース(Barth)の機能性をそのままに、より普遍的なローファースタイルに衣替えをした1足だ。

以下で、その特徴について述べていきたい。

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コローの特徴・魅力と、履きこなしのコツ

コローの特徴・魅力

コローの主な特徴を、筆者が感じている魅力とともに述べたい。
特徴を挙げると、下記の3点になる。

コローの特徴

材料:オイルドレザーラバーソールの組み合わせ
デザイン:米仏のローファーデザインの融合
構造:ライニングが省略された、簡素な構造
入手性:比較的コスパに優れた価格と、高い入手性

材料:オイルドレザーとラバーソールの組み合わせ

標準仕様のコローのレザーは、上で説明したデッキ・シューズのバース用に開発された、「ヴォイル・レザー」と呼ばれるオイルドレザー

コローの表側は、ヴォイル・レザーと呼ばれるオイルドレザー。
鈍い光沢で、耐水性と柔軟性の高さが特徴。

質感的には、良くある普通のオイルドレザーだ。ワークブーツ、レッドウィングなどと同等の感覚。
特別な光沢感・高級感はないけど、水に強くてお手入れも楽。
柔軟性に優れていて、耐久性に優れた材料だ。

オリジナルのラバーソールは、デッキシューズ(バース)と共通。

また標準仕様のソールは、これまたデッキ・シューズのバース用に開発された、ラバーソール

このソールは見た目的には控えめなデザインながら、機能的にはスニーカーのソールに近いと、個人的には思っている。
要するに耐久性(減りにくさ)はラバーソールとしては通常レベルながら、屈曲性(柔らかさ)とグリップ力に優れている

これらの素材がもたらすこのローファーの美点は2点。
それは柔軟性(屈曲性)と、雨への対応力だ。

柔軟性について。ローファーとしてはかなり重要な要素だけど、コローの屈曲性はローファーの中でもかなり高く、ドライビング・シューズやスニーカーのそれに結構近い。
素材が柔軟なオイルド・レザーであること、ソールの屈曲性が良いことが効いている。

一般的に革靴、特にスリッポンはフィッティングにシビアだけど、その大きな要因は(靴の構造が足を固定・保持する能力に対して)「靴の屈曲性が低い」から。
コローのように柔軟性が高い靴の場合、サイズ選びにそれほどシビアになる必要はないと思う。
スニーカーに近い感覚で選び、履ける「楽さ」もポイント。

また雨への対応力については、天候を気にせず履けるのは「常用する1足」として、ありがたいポイントだ。
素材の耐水性が高い(水シミや劣化が起きづらい)こと、濡れた路面でもソールが滑りづらく、極端に減ることもないことが、理由として挙げられる。

米仏のローファーデザインが融合したスタイル

デザイン的にまず目を惹くのは、通称「ビーフロール」と呼ばれる、表甲のサドル部の意匠だ。

本品(左)のサドル部の両端には、通称・ビーフロールと呼ばれる意匠がある。

「ビーフロール」はアメリカのローファーによく見られる意匠
ローファー中でも比較的カジュアルで若々しさが感じられる、視覚的な効果がある。

本品(上)と米国製ローファー(コール・ハーン)との比較。
全体的にボリュームがあり、ノーズが長い。

しかし、全体のプロポーションとしては、アメリカのローファーによくあるような先端(モカシン部)が短い形ではなく、比較的ロングノーズな形状だ。
しかしスーツにも適応しうるような「細身で尖った」デザインではなく、名前の通り(?)コロリとラウンドしたつま先形状になっている。

このように全体の形はカジュアル過ぎず、ドレッシー過ぎずの中庸感がある。
これは名作が多いフランス系のローファーに共通する特徴でもある。

以上をまとめると、カジュアル感のある素材の表革や意匠と、中庸感のあるフランス系ローファーのプロポーションを組み合わせることで、全てがカジュアルにならないようにバランスを取っている

ジャケパンスタイルでのコーディネート。
カジュアルスタイルに合わせる。

結果的にはスーツスタイル以下の服装、具体的にはビジカジ〜カジュアル全般に合う汎用性があるのが、魅力的なポイントだ。

ライニングが省略された、簡素な構造

また、ライニング(内張り)は省略されていて、構造的には簡素な仕様。

コローの内装。簡素なアンラインド(ライニングなし)の仕様。

簡素なアンラインド仕様であることは、上で述べた屈曲性の高さや、コスパの高さに効いていそうな要素だ。

比較的コスパに優れた価格と、高い入手性

本品はパラブーツ製品の中では廉価なスペイン製ではあるけど、それでもれっきとした欧州製。ヨーロッパ製の名門ブランドの靴が定価で2万円台というは、コストパフォーマンス的には相当高い。

筆者の愛用しているコロー(3足)
筆者の愛靴。色違いで3足を保有している。
左からCognac(コニャック)、Noir(黒)、America(ブラウン)

入手性が高いのもメリット。
数年で生産終了するモデルではなく、継続生産されることが期待できる。
履き潰したら買い替えたり、別の機会に他の色を買い足すことも容易
実際、筆者も汎用性や実用性の高さを気に入って、色違いを3足買い足している。

色味やサイズの展開も豊富
お店によって在庫の違いはあるけれど、豊富なバリエーションから選べる点も、ポイントが高い。

履きこなしの上でのコツ

イマイチな点を挙げたいと思ったのだけど、正直あまり浮かばなかった。
人によっては「不満点」になりそうなポイントを「コツ」という形で説明したい。
下記の3点になる。

履きこなしのコツ

スーツなどのビジネスウェアには合わせない方が無難
雨天時のソックスへの色移りには注意!
色味や好みによって、メンテ方法を変えよう

ビジネスウェア(スーツなど)には、合わせない方が無難

「スーツにローファーはNG」というのは、ファッションの教科書とかで良くある文言。
それを受け売りするつもりはなくて、あくまで個人の服の着方とか、ビジネススタイルのTPO次第ではないかと、個人的には思っている。

だけど、上で述べた通り、コローは革材やディテール面で、ローファーの中でも比較的カジュアルな傾向にある製品。
特に素材のオイルド・レザーはビジネス向けの紳士靴の材料とは違って、光沢感が鈍い
そんなコローをスーツに合わせるのは、さすがに合わないのかなと思う。
スーツとは合わせない方が無難だ。

雨天時のソックスへの色移りには注意!

魅力的なポイントでも述べたけど、コローはローファーにしては珍しく、雨天でも履けてしまう耐水性のある靴だ。

だけど雨天時にローファーを使用すれば、靴内部に水が入る可能性は当然高い。
さらにライニングがない仕様なので、ソックスへの色移りが起きやすい。この点には注意が必要。

ソックスの色が黒・グレー・紺などのダークトーンなら問題はないけど、淡色系で色移りさせたくないソックスとの組み合わせには注意した方がいい。

色味や好みに応じて、メンテ方法を変えよう

コローのお手入れについて
筆者は東京・青山の直営店でコローを購入したことがあるけど、メーカー的には一般的な水性クリームでのお手入れを推奨していた。
具体的には、以下のようなクリームのこと。

M.モゥブレィ シュークリームジャー


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[ブートブラック] COLOR SHOE CREAM BBクリーム55


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ただ筆者の所感としては、あまりお手入れ方法に神経質になる必要はないと思う。
良くあるオイルド・レザーの靴(ワークブーツとか)と同じ感覚でOK。

雨天でも履く状況だと、どうしても油分・養分が抜ける。
水性クリームだけでなく、オイルや油性クリームも適当に併用しつつ、油分や養分が抜けすぎないように心掛ければ問題ない
高価な靴によくあるように、「養分を与えすぎて、革をダメにする」という心配をしなくて済むのは、ありがたいポイントではある。

ただしコローの革素材の特徴として、色味や個体によって質感(マット感)の差がある気はする。
筆者がたまたま当たった個体の問題かもしれないけど、適当にお手入れの方法は変えて、好みの質感を出すのが良い。

一応参考になるけど、筆者は下記を使用している。

[エム・モゥブレィ プレステージ] オイルドレザー用栄養・保革オイル ビーズエイジングオイル


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「ミンクオイルの上位互換」のようなオイル。基本的な油分の補給に使用している。
しっとりした光沢感が出る。ブラウン(America色)は元々光沢感があったので、主にこれを使用。

[サフィールノワール] クレム1925 75ml 油性


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サフィールの油性クリームの上位版で、艶が出やすいことで知られる靴クリーム
黒(Noir色)とコニャック色はマット感が強かったので、光沢感を出すためにこれを使用
コニャックは無色のみだけど、黒(Noir)の方は黒の色付きも併用している。

色々と書いたけれど、率直に言ってあまりお手入れに神経質になる必要はない
「メンテ用品を選択ミスして、一発で革をダメにする」みたいな失敗も、余程のことがない限り起きないはず。
まずは手持ちのアイテムで、色々と試してみるのが良いかもしれない。

まとめ

今回は筆者の超お気に入りの1足、パラブーツ(Paraboot)のコロー(Coraux)についてレビューした。

コローの特徴

材料:オイルドレザーラバーソールの組み合わせ
デザイン:米仏のローファーデザインの融合
構造:ライニングが省略された、簡素な構造
入手性:比較的コスパに優れた価格と、高い入手性

履きこなしのコツ

スーツなどのビジネスウェアには合わせない方が無難
雨天時のソックスへの色移りには注意!
色味や好みによって、メンテ方法を変えよう

長文になってしまったけど、「履いてラク」「コーディネートもラク」「メンテナンスもラク」で、とにかく凄く使用感がラクな、便利な1足。
この靴があれば、「ちょっとした外出(ゴミ捨て・近所のコンビニ等)」用のスニーカーやサンダル、クロックス等も、必要性が薄くなる
素足でも履けるし、雨天でもOKなんですから…。

パラブーツのコロー、コニャック

その上で着こなしも確実に格上げできる、筆者的には超オススメの定番アイテム

 

[パラブーツ] ローファー コロー アメリカ CORAUX MARRON-LIS AMERICA


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★(おまけ)コーディネート例、製品のデータ

コーディネート例

コーディネート詳細
ジャケット:ユニクロ
ニット:ユニクロ
シャツ:ユニクロのスーパーノーアイロンシャツ(レビューページ へ)
ネクタイ:東京シャツ
デニム:ユニクロ(レビューページ へ)
靴:パラブーツのコロー(本品)
鞄:フィルソンの70256(レビューページ へ)

コーディネート詳細
ブルゾン:スクーカム
デニム:ユニクロ(レビューページ へ)
靴:パラブーツのコロー(本品)
鞄:万双

パラブーツのコロー(着用画像)

色:America、サイズ5hを着用(身長162cm・体重50kg)

コーディネート詳細
カットソー:ドレステリアの吊裏毛パーカー(レビューページ へ)
シャツ:インディビジュアライズド・シャツ
ボトムス:Gap(レビューページ へ)
靴:パラブーツのコロー(本品)
鞄:ル・ボナー(レビューページ へ)

製品データ

ブランド  パラブーツ(Paraboot)
製品名   コロー(Coraux)
スタイル  スリッポン、ローファー
構造    モカシン製法(マッケイ)
素材    オイルドレザー、ラバーソール
     Noir(黒)、America(ブラウン)、Cognac(タン)
サイズ   5h
価格    各約30,000円
製造国   スペイン

 

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