こんにちは、物欲紳士です。
この記事では、筆者がここ数年間、メインのデニムとして穿きまくっている、ユニクロのストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ(★商品名長い)について書きたい。
ユニクロのジーンズは約20年前の1900円デニムに始まり、賛否両論ある中で筆者も色々と履いてきた。
他のジーパンも履いてきたし、デニムはファッションの中でも、こだわりがある人が多いアイテムでもある。
色々と意見はあるだろうけど、個人的には「冥土の土産にはこのデニム1種類でOK?」と思えるほど、このデニムを大いに気に入っている。
★ 大人っぽくジーンズを穿きたい方
スタイル良くスマートにジーンズを穿きたい
なるべく経年変化させず上品にジーンズを穿きたい
前置きが長くなったけど、この記事ではまず、このジーンズの特長について述べる。
また上のような方々に向けての、筆者流のオススメの穿き方についても書きたい。
ブランド(ユニクロ)と、このジーンズについて
ユニクロについて
ユニクロ (Uniqlo) は、言わずと知れた国内アパレルの最大手ブランド。
ファッション業界における製造型小売業 (SPA) として、世界No.1になる日も近い。
現在の日本で最も勢いのある企業の1つと言っても良いだろう。
ユニクロ製品については、別記事にて下記のレビューを書いている。
合わせて見ていただきたい!
ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズの概要
ユニクロのジーンズ開発の歴史は、それなりに長い。
約20年前に世間を驚かせた「1900円ジーンズ」を皮切りに(?)、年毎にデニムパンツをリリースし、進化をしてきた。
筆者的にその歴史の1つの到達点だと考えているのが、今回のストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ。
このジーンズの特徴を挙げると、下記の3点になる。
ユニクロでは数少ない、リジッドデニム素材のジーパン
セルビッジデニム素材を採用しつつ、ストレッチ性を付加
モダンでスマートなシルエット
上に挙げた特徴とオススメの穿き方について、以下で詳細を述べる。
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ストレッチセルビッジスリムフィットデニムの特徴
ユニクロでは数少ない、リジッドデニム素材のジーパン
リジッドデニム(生デニム)というのは、一度も水通しをしていない、糊付き状態のデニム素材。
本格的に「育てる」ジーパンは、リジッドデニムで売られていることが多い。
愛好家が好む仕様で、カジュアルウェアの基本アイテム・ジーパンの中でも「基本」と言える仕様。
そういう意味で「ベーシックの王様」ユニクロがリジッドデニムに取り組むのは、ある意味で必然ではある。
だけど、同時に難しさもあったのではと思う。その理由は主に2つある。
まず第1点めは、「1990円ジーンズ」をはじめとしたユニクロの過去のジーンズ製品が、ジーンズ愛好家からの評価としては必ずしも芳しくなかったこと。
大袈裟に言えば「(ゼロではなく)マイナスの評価をプラスに変える」必要があったはず。
この難しさは想像に難くない。
2点めは、リジッドデニム特有の「穿き心地の硬さ、洗濯による色落ち」などの扱いづらさ。
ユニクロは企業姿勢として「消費者のマニアックな嗜好」よりも「日常着としての着やすさ・扱いやすさ」を明確に優先している。
ここにはズレがあって、ユニクロ製品として出す以上は、「リジッドデニムの扱いづらさ」を解消する必要があったはずだ。
要するによくあるリジッドデニムをただ安く売ればよい、という話ではなかったはずで、この点も製品化に対するハードルだったのではないだろうか。
上記のような難しいポイントに対し、ユニクロらしい進取の姿勢をもって商品化されたのが、今回紹介するストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ。
高いハードルをしっかり超えてきたことが、筆者が本製品を「ユニクロジーンズの、1つの到達点」だと考える理由だ。
余談だけど、ユニクロは2021年春夏に「ユニクロ マスターピース」という特集を展開した。
店頭で冊子も配布されていたけど、今回のストレッチセルビッジスリムフィットジーンズは、冊子の中でも1番最初に登場するアイテムだった。
ユニクロのジーンズへのこだわり、そして本品に対する自信の深さが伺える。
ファッション的に考えると
リジッドデニムは、「マニア向けの、本格的な素材」というイメージだけど、ファッション的な観点では「最もキレイめなジーンズ素材」だという点もポイント。
洗いをかけたりダメージ加工が入ると、どうしてもカジュアルで「子供っぽい」印象になる。
なのでジーパンというアイテムの本来の主旨とは少し異なるけど、「大人のジーンズ」としてリジッドデニムを取り入れるのはオススメだ。
セルビッジデニム素材を使用しつつ、ストレッチ性を付加
セルビッジデニムというのは、生地の「耳」(パンの「耳」と同じで、端部のこと)にテープが施されたデニム生地のこと。
ジーンズ愛好者が好む、ヴィンテージデニムを象徴するような素材だ。
このジーパンの最大の特徴は、一般的に「硬派な愛好家が好む生地」であるセルビッジデニムに、化学繊維を混紡してストレッチ性を付加している点だ。
ジーンズ愛好家からしてみれば、「セルビッジデニムは綿100%だろ!」という話で、意味不明な仕様かもしれない。
だけど「着やすさ・扱いやすさ」に対するユニクロのこだわりからすると当然だし、「リジッドデニムのネガ」を解消する上でのキーポイントでもある。
賛否はあるだろうけど、ユニクロらしい先進的な発想が感じられるポイントではある。
モダンでスマートなシルエット
最後のポイントは、キレイめなコーディネートにも対応しやすい、スマートなパターンが採用されている点。
このパターンを達成できたのは、上でも述べたストレッチ性の付加により、穿き心地が担保できていることが大きい。
(まあ、「素材を化繊混紡にしてストレッチ性を持たせ、フィット感のあるパターンにする」というのはレディースのジーンズでは常識的な手法で、それ自体に目新しさはないけど…)
以上の3項目をまとめると、リジッドデニムにストレッチ性を付加することで、スマートなパターンと穿き心地の両立が可能となり、「素材感とシルエット、両面で大人っぽいジーンズ」を実現している。
これが税抜たったの3990円というのは、やはりユニクロ恐るべしである。
オススメの穿き方
最後に、個人的なオススメの穿き方について書きたい。
色落ちの検証をしている記事をネット上でよく見るけど、筆者としてオススメな「大人向けの」穿き方を端的に書くと、それはズバリ「一切水を通さない」ことだ。
リジッドデニムは、購入直後に洗濯をして生地の糊を落とすのが基本だけど、糊を落とすと色落ちが一気に進みやすくなる。
なので綺麗めな印象を保つため、一切水を通さずに穿き続ける。
日常的な使用で糊が徐々に落ちる。が本品の場合、週に数回の着用で1年くらいは「キレイめ感Maxの状態」をキープすることが可能だ。
ちなみに「真夏もジーパンを穿きたい」とか、「実際に穿いている」人も多くいる。
真夏に着用すると汗で糊が落ちるし、水を通さないと衛生的にイマイチになるので推奨しない。
そして最終的に洗濯が必要になった場合には、次シーズンのモデルが出ているはずなので、新品を買う
旧品を洗濯して穿き続けるか、捨てるかは自由。
やっぱり「大人っぽいジーンズの穿き方」として、「シルエットがスマートで、色落ちさせてない1本」は、ワードローブに常備させておきたい。
上記のような贅沢な(?)願望が叶えられるのも、ユニクロの企業努力によるコスパの賜物。感謝感謝。
まとめ
今回は、ユニクロの銘品、ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズについて、見どころとオススメの穿き方について書いてみた。
ユニクロでは数少ないリジッドデニム素材のジーパン
セルビッジデニム素材を採用しつつ、ストレッチ性を付加
モダンでスマートなシルエット
一切水を通さず、リジッド感を維持する
洗濯が必要になったら新品を購入
真夏の着用は避ける
「洗濯で縮む」とか「生地が薄っぺらい」等の評判もあるようだけど、個人的にはやっぱりこのジーンズは名作だと思う。
価格は安いけど、シーズン毎にシルエットは変更されていく。
気に入ったシルエットの年次があれば、まとめ買いをしておくのも良い
★(おまけ)コーディネート例
コーディネート詳細
コート:バブアーのソルウェイジッパー(レビューページ へ)
デニム:ユニクロ(本品)
靴:ジョージ・クレバリー
鞄:フィルソンの70256(レビューページ へ)
マフラー:バブアー
コーディネート詳細
コート:ショットの740B(レビューページ へ)
デニム:ユニクロ(本品)
靴:アルフレッド・サージェント
鞄:ポキット
マフラー:インバーアラン
コーディネート詳細
ジャケット:トゥモローランド
デニム:ユニクロ(本品)
シャツ:バーンズ・アウトフィッターズ
ベスト:エンジニアード・ガーメンツ
靴:ペグマン
鞄:ポーター
コーディネート詳細
ジャケット:ユニクロの感動ジャケット(レビューページ へ)
デニム:ユニクロ(本品)
Tシャツ:無印良品の絶滅危惧種プリントTシャツ(レビューページ へ)
靴:ジャラン・スリウァヤ
コーディネート詳細
ジャケット:バラクータのG9( レビューページ へ)
シャツ:スウィープ!!
ベルト:ホワイトハウス・コックス
ネクタイ:ユニクロ
靴:フローシャイムのコブラヴァンプ( レビューページ へ)
ネクタイピン:ユニオンワークス
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