こんにちは、物欲紳士です。
今回は腕時計についてレビューしたい。
今回紹介するのは、カシオ (Casio) の「電卓ウォッチ」、CA-53W-1。
腕時計は「『ブランド品』ではなくあくまで実用品」な方
ドラマ・映画で登場するプロダクトが好きな方
「80〜90年代レトロ」がお好みの方
まずはブランド(カシオ)と、この腕時計の概要について見ていきたい!
ブランド(カシオ)と、この腕時計について
カシオ (Casio) について
カシオ (Casio) は、日本の電機メーカー。1946年に創業。
カシオの歴史は、計算機(当時はアナログ式!)から始まる。
デジタル技術の発展に伴い、電子計算機などのデジタルデバイス事業に進出。
現在では電子辞書や腕時計などの民生機器も手掛ける。
総合電機メーカーにはない特徴を持つ、「ちょっと尖った電子機器メーカー」だ。
そんなカシオの製品の中でも柱となる「鉄板商品」が、腕時計。
中でも "G-ショック" は、世界的な知名度を誇るブランドとして知られている。
カシオの名ブランド、G-ショックについては、下記製品のレビューを書いている。
合わせて見てみてほしい!
カシオの電卓ウォッチと、CA-53W-1について
そんなわけで「僕らの生活に根ざした銘品」と言えるカシオの腕時計。
ベーシックなスタンダード・コレクションにも名作が多い。
代表的なのは「チープカシオ」の代表格とも言える、上写真のモデル。
ビジネス向けでもおかしくならない「ちゃんと感」と「カジュアル感」が融合している。
今回レビューするCA-53W-1は、80年代に一斉を風靡した、カシオの「電卓ウォッチ」。
「ああ、これみんな付けてたよね〜」と言うと年齢がバレる 、という感じの1本だ。
映画・ドラマなどで「登場人物が付けている設定」が多いことでも知られる。
代表的なところでは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公の少年が愛用している設定、というのが有名。
「時代のポップ・カルチャーを象徴する製品」って色々とあるけれど、「 '80年代的な腕時計」という観点では、真っ先に挙げることができる1本なわけだ…!
CA-53W-1の良い点と、イマイチな点
そんなわけで、「レトロなポップカルチャー好き」には堪らない、カシオの電卓ウォッチ。
実際に購入してみて感じた、良い点・イマイチな点は、下記の通り。
(良い意味で)押し出し感が強すぎないデザイン性
普段使いに最適なボリューム・重量感
抜群のコストパフォーマンス
文字盤は小さめで視認性はそこそこ
電卓としての実用性は期待できない
それぞれについて、下記で詳細に述べたい!
CA-53W-1の良い点
(良い意味で)押し出し感が強すぎないデザイン性
第1の魅力は、今となっては「レトロポップ感」が漂うデザイン性だろう。
全身が黒づくめで、樹脂素材をベースとした本体ケースとバンド。
いわゆる「エンジニアリング・プラスチック」を、製品外観に多用していた「20世紀末の雰囲気」が漂う。
ゴム製の電卓テンキーは、フニャフニャした操作感はイマイチではあるけど、外観上は唯一無二の特徴だといえる。
各所にスリットが設けられたバンドのデザインも、イマドキの時計にはなかなかない外観。
機能的な理由があるのかは不明だけど、独特でもあり面白みを感じるデザインだ。
普段使いに最適なボリューム・重量感
デザイン的な面白さもさることながら、時計本体のボリューム感や重量感の面でも、普段使いに最適な「お手軽さ」があるのも良い。
何しろ、本体重量はたったの25g!
着用しているのを忘れる軽さ。
ケースも幅35mmと、大ぶりになりがちなデジタルウォッチの中ではコンパクト。
ケースの薄さも相まって取り回しが良いのは、腕時計が大型化する以前の基本設計だという理由が大きいのだろう。
抜群のコストパフォーマンス
そして何と言っても忘れるべきではないのが、その抜群のコストパフォーマンス!
この腕時計は「逆輸入品」となるので定価は存在しないけど、実売価格で税込2,000円台で購入が可能。
このブログでも、下の記事のような「超コスパ抜群の腕時計」を紹介してきたけど、税込2,000円台という価格帯は「名のあるブランドの腕時計」としては最安の部類に入ると言える。
「ガシガシ使えるコスパ感」も含めて、僕たちの日常を支えてくれる1本というわけだ…!
CA-53W-1のイマイチな点
液晶文字盤は小さめで、視認性はそこそこ
筆者がデジタル腕時計の機能中、重要視する「時刻の読み取りやすさ」については、この腕時計はそこそこ。
フォントの形状や文字の配置(間隔)は適切だと思うけど、フォント自体が小さいことが効いている。
電卓用のテンキーが存在する影響で、液晶文字盤の大きさが犠牲になっているため。
チープカシオの中でも、この機種は前項で挙げた「ちょっと懐かしいデザイン性」を楽しむ1本。
腕時計を見る回数が多い方は、素直に文字盤が大きなモデルを選ぶのがよさそうだ。
電卓としての実用性には期待できない
最後に、言うまでもない(?)かもしれないけど、電卓機能は現在では、あくまで「レトロ感のあるファッション要素」。
持ち運び用の電卓ツールとして、携帯電話やスマホが一般的な現在となっては実用性には期待できない。
実用性よりも「1980年代的な要素を、どうファッションに取り込むか?」を考える1本なのだ。
まとめ:80年代の懐かしさを楽しみたい1本!
この記事では、最近筆者が購入した「チープ・カシオ」の電卓ウォッチ、CA-53W-1をレビューした。
(良い意味で)押し出し感が強すぎないデザイン性
普段使いに最適なボリューム・重量感
抜群のコストパフォーマンス
文字盤は小さめで視認性はそこそこ
電卓としての実用性は期待できない
総合評価 ★★★★☆
デザイン ★★★★★
オジサン心をくすぐるレトロ感。
機能性 ★★☆☆☆
基本機能は十分なれど、スマートウォッチのような機能性はない
装着感 ★★★★☆
薄く軽く、装着感は良好
価格 ★★★★★
非常に優れたコスパ
耐久性 特になし
*購入直後のため
その他 ★★★★★
名作映画・ドラマに登場のストーリー性
本文でも書いたけれど、お手軽にガシガシ使える実用性がありつつ、ファッション的には「チープ感とレトロ感を、どう取り入れるか」が面白い1本。
若者にとっては新鮮で、筆者のようなオジサンにとっては懐かしい。
ウンチク好きにもオススメしたい、プライスレスな価値のある腕時計だと言えるだろう
(★おまけ)製品のデータ
メーカー カシオ
ブランド カシオスタンダード
型番 CA-53W-1
材質 (ケース)樹脂
(バンド)合成樹脂
サイズ 縦43 x 横35mm
文字盤色 黒
ムーブメント クオーツ
製造国 中国
価格 ¥2,900-
購入年月 2021年6月
あわせて読みたい