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【8年愛用】ウエスのシャンブレーワークシャツ【お洒落ワークウェア】

2021年4月3日

こんにちは、物欲紳士です。

今回は、筆者お気に入りのワークシャツを紹介したい。

今回紹介するのは、ウエスシャンブレーワークシャツ
ワークシャツらしい素朴さがありながら、お洒落に着られる1枚だ。

ブランド(ウエス)と、ワークシャツについて

ウエス(Ues)について

ウエス(Ues)は、日本のデニムブランド。1994年創業。

ウエスの特色は、「日本製」にこだわり、「ボロきれ(ウエス)になるまで使い続けられるモノづくり」を目指している点。

「流行を追いかけ、流行に捉われる」のではなく、「好きなもの」を愛着を持って着る。
この考え方には筆者も共感する部分が多く、個人的に好きなブランドでもある。

筆者愛用のウエスのデニム(400S)

そんなウエスのメイン商品は、もちろんデニムパンツ
その特徴は「経年変化で味が出て、愛着が増す」点と、「ヴィンテージの再現よりも、普段着としてのお洒落さを重視したパターン」の2点。

ウエスのデニムについては、別途レビューをしたい。

ワークシャツについて

今回紹介するワークシャツは、ウエスのアパレル(トップス)の中でもロングセラーのアイテム

手前が8年愛用中のもの、奥が新品。

素材が何種類かあるのだけれど、筆者が所有しているのは綿麻のシャンブレー。
このシャツの特徴は、ブランドコンセプトやデニムの特徴と相通じる部分がある。
つまり「ディテールとお洒落なパターンの両立」「経年変化に伴う『アジ』」の2点だ。

以下でその特徴について、詳しく説明していきたい。

ウエスのシャンブレーワークシャツ:気に入っている点、イマイチな点

このシャツについて、個人的に気に入っている点、イマイチだと思う点を書きたい。

気に入っている点 ワークウェアらしい素材とディテール
お洒落に着用できる、スマートなシルエット
経年変化に伴って「アジ」が出る

イマイチな点 胸ポケットの形状は、やや実用性に欠ける

それぞれについて、詳細を述べていきたい。

気に入っている点

ワークウェアらしい、素材とディテール

このシャツは、素材・ディテールの随所に「旧き良きワークウェア」の雰囲気がある。

素材は、綿麻混紡のシャンブレー生地
新品状態では麻特有のシャリ感があって目が粗いけど、洗濯で結構縮んで、身体にフィットする。
と同時に、生地感は柔らかい感じに変化する。

ディテール的には、強度が必要な箇所に施された、トリプルステッチが印象的。
これぞワークシャツ!という出で立ち。

襟裏と、ガゼットによる補強

襟裏や見頃の縫い合わせ箇所の補強もしっかりしていて、ワークウェアらしい「タフ感」がたまらない。

お洒落に着用できる、スマートなシルエット

本格志向で格好いいワークシャツは色々と販売されているけれど、サイズがダボッとしすぎていたり丈が長すぎたりして、「着用するとスマートにならない」製品が多い

このシャツが類似のシャツと異なるのは、「ワークウェアらしい雰囲気」と「街着として着やすいサイズ感」を兼ね備えている点。
日本人の平均的な体格に対してダボ付きが少ない身幅と、裾をタックアウトして格好いい着丈になるよう、サイズが絶妙に調整されている。

1枚で着た時に、お洒落感がNo.1のワークシャツだと思っている。

経年変化に伴って「アジ」が出る

経年変化に伴う「アジ」も、ウエスの製品らしいポイント。

縫製部(特に襟部など)の縫製部は、経年変化で凸凹(パッカリング)がよく出る

洗濯を繰り返すことで、新品時には平坦なシャツの表面には、「うねり」が出る。
これは俗に「パッカリング」と呼ばれているもので、このシャツも綺麗なパッカリングが出る。

エイジングに伴って色味にムラ感が出るのも良い表情

生地の色味は新品の時から、どんどん薄くなる。
特に裾や襟、肘などは色落ちが大きく、色味にムラ感が出る

天然素材から作られたボタンも、経年変化で変色する

椰子の実を削って作られた、白色のボタン
このボタンも着用を繰り返すと、色が黄色っぽく変わってくる。
なおこのボタン、天然素材だけにやや割れやすい。
洗濯はネットに入れて行うのがオススメ。

ちなみに、襟部の補強は、長年の着用で擦り切れたためにDIYでリペアしたもの

「ウエスになった」時のために、新品のスペアを確保しているのだけれど、
もっとボロボロになるまで、着古したい1着だ。

イマイチな点

胸ポケットの形状は、やや実用性に欠ける

独特の形をした、両胸のポケット

胸ポケットは、この手のシャツとしては独特な形をしている。
この手のシャツは、「左右にボタン付きのポケット」のものが多い。

上の写真のようなデザインが一般的だと思うけど、このシャツはやや異なる。

左胸のポケットは、ちょっと用途が不明…

まず、左胸のポケット。
中央側に入口があって、全周が縫い付けられている。
何を入れるためのものかは不明…。(コインポケットなのかな??)

右胸にはペンポケットと、小型のスマホ(iPhone5s)がギリギリ入るポケット。現在の多くのスマホは入らないサイズ。

右胸はペンポケットと、一般的なサイズの胸ポケットになっている。
ペンポケットは実用的だけど、大きなポケットのサイズが小さい
スマホを入れようとすると、幅的にケース無しのiPhone5を入れるのがギリギリ。
なので、現在のサイズのスマホはほぼ入らない。
率直に言うと中途半端なサイズだ

スマホが誕生する前から売られているからだと思うけど、ポケットの実用性は割り切る必要がありそうだ。

反面、(何を入れるのかすらよく判ってないけど)このポケットのデザインはとにかく格好いい

要するにこのシャツは「ビンテージ・アイテムにインスパイアされた、とにかくお洒落な1枚」なのだ…!

まとめ:とにかく素敵な「お洒落シャツ」

今回は筆者がお気に入りのワークシャツ、ウエス(Ues)シャンブレーワークシャツについて紹介した。

ポイントのまとめ ワークウェアらしい素材とディテール
お洒落に着用できる、スマートなシルエット
経年変化に伴って「アジ」が出る
胸ポケットの形状は、やや実用性に欠ける

「カジュアル・シャツ1枚で1万8000円以上(!)」というのはそれなりの金額なのだけど、期待を裏切らない素材・シルエット・デザインの秀逸さがある。

その金額も手伝って「洋服を、大切に着る」ということも思い出させてくれる1枚なのだ

(おまけ)コーディネート例、私物の製品データ

コーディネート例

シャンブレー、サイズ1を着用(身長162cm、体重50kg)

コーディネート詳細
シャツ:ウエスのワークシャツ(本品)
ボトムス:バナナ・リパブリック(→レビューページへ)
靴:パラブーツのコロー(→レビューページへ)
鞄:フィルソンの70256(→レビューページへ)

私物の製品データ

ブランド  ウエス(Ues)
製品名   ワークシャツ
型番    500954
素材    シャンブレー生地(綿・麻)
色     ブルー
サイズ   1
製造国   日本
価格    18,000円
購入年月  2012年冬

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