こんにちは、物欲紳士です。
当ブログは(記事執筆時点では)ファッション関連の記事が多く、ガジェット関連の記事は少ないのだけど…
今回は、最近愛用している携帯電話を紹介したい!
この記事でレビューするのは、楽天モバイルの極小端末、Rakuten Mini。
楽天モバイルの特徴・魅力について
Rakuten Miniの魅力とイマイチな点
まずはブランド(楽天モバイル)と、この携帯端末について見ていきたい!
ブランド(楽天モバイル)と、Rakuten Miniについて
楽天モバイルについて
2019年創業。
ロゴをクリックで、外部サイトへ移動 (mobile.rakuten.co.jp)
楽天モバイルの魅力は、「シンプルさ」と「お得さ」が魅力の料金プラン。
データ従量制のシンプルな1プラン
専用アプリの利用で通話かけ放題
契約期間の縛りなし
一言で言えば、「格安Sim事業者」ではない正規キャリアでありつつ、新規契約の敷居が限りなく低いのが特徴だと言えるだろう。
「データ1GBまでは0円」なので、最悪の場合は使わなければタダ。
アプリから通話すれば通話料は無料なので、通話専用回線として使う手もアリ。
なお、筆者的に唯一のハードルだと思っているのは対応エリア。
まだ使用者が少ないキャリアなので「各人の実生活上、問題なく電波受信できるか」「家に十分に電波が届くか」が、契約して使ってみないと分からない点が、数少ないネックだとは思う。
ただ多くの人の場合、従来の3キャリア内でキャリア変更する場合も「契約したいキャリアの電波状況を完璧に確認してる人」って少数なのではとは思う…。
一方、この「赤字覚悟のお得なサービス」が永続的に展開されるのかは、率直に言って不明。
気になる方はお早めにご検討されるのがオススメだ…!
Rakuten Miniについて
Rakuten Miniは「(現時点では)ニッチでお得なキャリア」の楽天が、サービス開始とともに導入した「ニッチなところを突いた」極小端末。2020年発売。
余談だけど、元来筆者は通話に特化した極小端末が好き。
auユーザーだった10数年前には、ソニーの "Walkman Phone" ・Xminiを愛用。
スマホ時代以降は、フューチャーモデルのニッチフォンSを格安Simと組み合わせ、サブ機として使用してきた。
元々サブ機のニッチフォンSは「通話専用」だったけど、「やっぱりスマホ機能もあると便利」という理由で買い替えたのが、この度レビューするRakuten Mini。
端末としての特徴は、以下の通り。
FeliCa搭載端末では最小級の「カード+α」サイズ
防滴対応(IPX2相当)
テザリングにも対応
何と言ってもFeliCaを搭載のいわゆる「おサイフケータイ」では最小級の「カード+α」サイズ(高さ106.2mm x 幅53.4mm)なのが、最大の特徴。
それと防塵・防滴にも対応し、日常生活レベルの実用性も考慮されている。
さらにテザリングにも対応しており、楽天回線をテザリングで使うための「お手軽端末」としても機能する。
以下では、そんなRakuten Miniを実際に使ってみた感想についてレポートしていきたい!
楽天モバイルのRakuten Mini:良い点と、イマイチな点
さて、そんなこんなで楽天モバイル加入と共に入手した、楽天モバイルのRakuten Mini。
筆者の使い方としては、普段はFeliCa決済&通話用のサブ端末として使用。
さらに時々、外出先での仕事時にテザリング機としても利用している。
そんな用途で感じた良い点とイマイチな点は、下記の通り。
極小サイズ&防滴の実用性
おサイフ(決済&ポイ活)用としてはタダで運用可
テザリング機としても問題はなし
全般的に動作はモッサリ
「コロナ時代」に対応できていない顔認証
なお筆者のメインスマホだけど、普段はiOSユーザー。
スマホ黎明期、3Gの時代にXperiaを使っていたけど、久々のAndroid端末になる。
スマホマニアでもないので「近年のAndroid端末の常識を理解できてない」可能性もあるけど、その点はご容赦願いたい。(★もしお気づきの点があれば、記事にコメントいただけると幸いです…)
ちょっと長くなったけど、上に書いた項目それぞれについて、以下で見ていきたい…!
Rakuten Miniの魅力
極小サイズ&防滴の実用性
Rakuten Miniは、液晶サイズが3.6インチ。
縦横比が異なるけど、昔懐かしの初代iPhone(3.5インチ)に近いサイズ。
さらにベゼル(液晶周辺部)も小さくなっているから、現代のスマホから見ると相当小さい。
画面もちょっと変わっていて、アイコンが互い違いに配置され、小さな画面でも扱いやすいようデザインされている。
率直に言うと、それでも「扱いやすい!」という感じではない。
近年のスマホアプリ・スマホ用サイトはより大画面の端末を想定して作られている。
だから「Rakuten Mini向け」以外のアプリ・サイトに遷移すると途端に「小さくて使いづらい…!」となる。
例えば、ではTwitterを表示してみた。
ちょっと伝えづらいけど、文字が窮屈だし情報量が少ない(1画面で1ツイートも表示できないってどうなのよ…)
とはいえ、あくまでサブ機であって緊急用と考えれば、全く問題はない。
筆者の場合、基本的にはネット系の「スマホ的な使い方」はしないけど、SNSなどのサブアカウントを見るのに活用している。
メイン機でいちいちアカウントを切り替えるのは面倒だし、何かと便利ではある。
それと防水性については「IPX2」なので、対応するのは降雨レベルでいわゆる「防滴」。
本格防水ではないけど、仕様として保証されているだけでも安心感がある。
おサイフ(決済&ポイ活)用としてなら、タダで運用可能!
Rakuten Miniの良さがいかんなく発揮されるのは、おサイフ、つまり「決済&ポイ活」用端末としての利用シーン。
当然だけど、各種電子マネー・スマホ決済用のアプリには対応。
各種ポイントアプリもインストールすれば、超軽量の「ポイ活」用のおサイフとして運用可能。
サイズや重量を見ても、一般的なおサイフよりもかなり小さく軽い。
近年は「ミニ財布」が流行っているけど、それらを超えた「スーパーミニ財布」で、しかもポイ活機能付きなわけだ…!
シュッと出してサッと決済でき、(自画自賛ながら)非常にスマートだと感じる。
さらに一応スマホなので、決済アプリとクレカを連携すればチャージも端末操作だけで完了できる。
まあ「オートチャージにする」という手段もあるけど、専用カードが必要だったりで面倒。
「カードは作りたくないけど、いちいち端末でチャージするには面倒」という方も多いと思うけど、やっぱりスマホで決済するのは便利。
最後に注目なのが、Rakuten UN-LIMIT IVとの組み合わせで「決済・ポイ活用端末としてなら、基本はタダ」で運用できる点。
"Rakuten UN-LIMIT IV" の料金プランを簡単におさらいすると、(楽天回線エリアで)「通信データ量が1GB/月以下の場合は月額0円」。
「決済・ポイ活用マシーン」として使うなら、通常は1GB/月を超えることはない。
よってタダで運用可能になるのだ…!
テザリング機としても、実使用上問題はない
それと、筆者は時々テザリング機としても本機を活用している。
使用用途としてはWeb閲覧・ブログ執筆・メール対応など。
動画視聴などの「データ容量的にハードな使い方」はしていない。
時間的にも、最大で2時間程度のライトな使い方。
所感としては全く問題ない。
通信速度をベンチマークしたわけではないけど、むしろ結構サクサク動いて快適。
今後、契約者数が増えたらどうなるかは不明だけど、現状では他キャリアよりも(通信料も含めて)テザリング向きと言えるのかもしれない。
テザリングの利用にオプション料がかからないのも魅力で、結構オススメ。
一方、Rakuten Miniでのテザリング利用に関する注意点は2点あり、それは下記になる。
① 楽天回線エリア外では制限あり
② 電池の減りに注意!
まず、① 通信制限ついて。
本機に限った話ではないけど、楽天回線エリア外でのテザリングには高速通信のデータ容量制限(5GBまで)がある。
これを超えると通信速度が遅くなるので、注意が必要。
「どこが楽天回線エリアで、どこが範囲外なのか」の判断は難しいけど、筆者の生活パターン(首都圏在住&コロナで遠出の機会が激減)では、楽天エリア外に出てしまった経験は現時点では皆無。
個人の生活パターン次第だけど、都市生活が中心の方の場合はそれほど心配する必要はない(?)のかも。
② バッテリー容量について。
Rakuten Miniは電池容量が少ない。
筆者のような「軽作業のテザリングを2時間程度」という使い方だと即バッテリー切れにはならないけど電池の持ちには注意したい。
新しい端末らしく、充電端子はUSB-C。
テザリング時にはUSB-C端子の機器に充電できるデバイスを持ち運び、緊急時には充電するのがオススメ。
最近はPCも同端子になっているから、併用できることも多そう。
ちなみに個人的に愛用しているオススメはの製品。
Anker PowerCore Fusion 10000 (9700mAh 20W PD モバイルバッテリー搭載USB充電器)
Rakuten Miniのイマイチな点
全般的にモッサリとした動作
Rakuten Miniは、ハードウェア的にはQualcomm社の8コアCPU、Snapdragon 439を搭載。
「スマホマニア」でない筆者のような人間からすると、これだけ聞くと一見ハイスペックっぽく聞こえる。
だけど実際のところ、このチップセットは格安スマホ向きのものらしく、動作は結構モッサリしている。
今回は用途が「決済&ポイ活向け」。
この用途の場合、動作への要求は「『スリープからの復帰』と『ポイントアプリの起動』を素早く」という点のみ。
率直に言ってハードル的には相当低いのだけど、ちょっと残念。
ここまでモッサリなのはハードウェアだけでなく、ソフト的な仕立てが影響している可能性もあるけど、実際のところは不明…。
ただ体感的には、ハードウェア性能がテザリング速度に影響することはなさそう。
この点を良しとするべきかもしれない。正直に言ってメイン機として使うのは少々絶望的だ。
「コロナ時代」に対応できていない顔認証
最後に、最大のネックと言えるのが「顔認証」の認証方式。
「決済端末」として使う場合、レジ前で端末のロック解除をすることになる。
その際には、当然マスクを着用している。
他の機種でも似た話になりそうだけど、マスクありだと「顔認証でロック解除できない」ことになる。
さらにハード・ソフト仕様の製品なのか、「マスク着用状態」の顔は登録できない。
これは何とかならないのかね…。
最善策は最速でロック解除できる手段を整えることになる。
Android端末に慣れていない筆者だけど、編み出した手段は下記になる。
① SmartLock機能の利用
② PINの桁数を「4桁」に変更
③ 入力スピードを考えたPIN設定
まず① SmartLock機能の活用について。
筆者的には「持ち運び検知機能」をオンに設定するのがオススメ。
設定方法は、下記の通り。
・「設定アプリ」をタップ
・「セキュリティと現在地情報」をタップ
・「端末のセキュリティの『SmartLock』」をタップ
・PIN入力後、「持ち運び検知機能」をON
これで決済前に一旦ロックを解除しておけば、認証を通さずにロック解除できる。
とは言え、現実にはロックの解除を忘れることも多い。
そこで、②③のようにPINの桁数はデフォルトの6桁から4桁に、さらにPINはすばやく入力できるものに変更すれば、咄嗟の場面でもスピーディーに決済できる。
正直に言って、通常設定よりはセキュリティ的に劣るけど、サブ端末と考えれば大きな問題はないはずだ。
まとめ:世界最小の「おサイフ」で、快適な「ポイ活ライフ」を!
この記事では期待の新キャリア、楽天モバイルの専用端末、Rakuten Mini(楽天ミニ)について、私的レビューをしてみた。
FeliCa搭載端末では最小級の「カード+α」サイズ
防滴対応(IPX2相当)
テザリングにも対応
極小サイズ&防滴の実用性
おサイフ(決済&ポイ活)用としてはタダで運用可
テザリング機としても問題はなし
全般的に動作はモッサリ
「コロナ時代」に対応できていない顔認証
総合評価 ★★★★★ 3.8
デザイン ★★★★★ 4.0
「おサイフ」として考えると極小で便利なサイズ
機能性 ★★★★★ 3.0
テザリングには十分だけど、処理速度の遅さは気になる
使用感 ★★★★★ 4.0
多くを望まなければ「唯一無二」な使用感
価格 ★★★★★ 5.0
端末代・ランニングコスト共に、コスパは良好
耐久性 ★★★★★ 3.0
ガジェットなので、耐久性に期待する製品ではなさそう
その他 ★★★★★ 4.0
楽天の「キャリアとしての発展」にも期待!
サイズ・性能の両面で万人向けとは言い難く、結構クセのある端末。
だけど "Rakuten UN-LIMIT IV" の特徴にマッチした面も多く、面白いと感じる。
筆者が運用中の「決済用」「テザリング用」以外にも、「通話用」という用途もある。
現在は本機種は終売しており、現在は中古端末でのみ入手可なのは残念だけど、低スペック機種なだけあり(?)中古でも非常に安価。
せっせとポイントを貯めれば取り返せる金額なので、あなたの「ポイ活のお供」に取り入れてみるのも面白いだろう!
Rakuten Mini C330 Night Black
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