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こんにちは、物欲紳士です。
この記事では前回の記事に引き続き、ネットでオーダーしたSOLVE(ソルブ) の「超ノンアイロンシャツ」をレビューしていきたい!
前編の記事(SOLVEのブランド紹介、今回のオーダー仕様について)は、以下をご参照願いたい!
SOLVEの超ノンアイロンシャツ:良い点と、イマイチな点
…さてさて、手元に届いた製品サンプル。
原産国は中国で、工場から筆者のもとに直送されてきた。
公称の納期は「約3週間」だったけど、実際には2週間弱で手元に到着。
今回は早かったけど、納期については「ケースバイケース」とのことだった。
パッケージを開封すると、ご丁寧な手書き風の手紙が。
これは嬉しい方もおられるだろう…!
そんな感じで筆者の手元に届いた、SOLVE(ソルブ)のオーダーシャツ(超ノンアイロン)。
2週間ほど試用させていただいた上で感じた良い点とイマイチな点は、下記の通り。
「丁寧さ」を感じる縫製と仕立て
「こだわりの1枚」をオーダー可能
優秀な形状安定性
「分かりやすさ」に配慮されたオーダーシステム
「生地の質感」が分かりづらい点
刺繍には「半角スペース」も入力可能にしてほしい
以下にて、それぞれについて述べていきたい…!
「丁寧さ」が感じられる、縫製と仕立て
オーダーアイテムを「実用着」と定義している(っぽい)SOLVE。
そんなSOLVEらしくはあるけど、縫製や仕立ては特別デラックスな仕様ではない。
運針(3cm内のステッチ数)は、約15針。
シャツとしては、まあ標準的な仕様だと思うし、
前後の身頃の合わせ部に、よく見られる「補強ガゼット」が付くわけでもない。
至ってベーシックな仕様だけど、全体を見ると(うまく表現はできないけど)大量生産の既製品にはない「味わい」がある。
1品1品、サイズが異なるものを仕立てるゆえのかすかな手仕事感、とも言うべきかな。
白蝶貝のボタンの縫製も、しっかりしていて安心感が高い。
(ブランド自身の目標に沿う状況なのかは不明だけど)1点1点に対する「丁寧さ」が感じられる仕立てには、個人的に好感を覚えた!
「こだわりの1枚」をオーダー可能な点
今回、「シャツのパターンオーダー」に初めて挑戦した筆者。
SOLVEに限らずオーダーシャツ全般に関する話になるけど、「自分なりのこだわり」を実現できるのは、やっぱり楽しい。
今回のポイントで言うと、実用性を重視した超ノンアイロン仕様に、タイドアップ姿が引き締まるタブカラー、個性的な角落ちのカフスの組み合わせ。
サイズの補正も含め、既製品ではまず入手不可な仕様だと思う。
既製品のコスパや合理性、「万人に似合う」ために考え抜かれた仕様も良いけど、「こんなモノが欲しい」という形がある方には、ぜひオーダーにトライしていただきたいと感じた!
優秀な形状安定性
それと忘れてはならないのが、「超ノンアイロン生地」のキモとなる形状安定性。
今回は一応検証(?)として、筆者の方で簡単な比較をしてみた。
比較対象としたのは、①SOLVEの超ノンアイロンシャツ(本品)、②ユニクロのスーパーノンアイロンシャツ、③はるやま/P.S.FAのアイシャツ (i-shirt) の3品。
②スーパーノンアイロンシャツは、ユニクロの定番製品。
W&W(ウォッシュ&ウェア)性で4級の評価で、(完全ノンアイロンではないものの)高い防シワ性を誇る。
素材は本品と同様で、綿100%。
③アイシャツ (i-shirt) は、はるやま/P.S.FAの看板商品。
本品とは違い化繊製のシャツになるけど、W&W性では5級と最強の防シワ性を誇る1枚。
以上の3点を、それぞれネットに入れて洗濯。
乾燥は浴室乾燥機を使い、ハンガー掛けの際に簡易的にシワを伸ばして乾燥。
「乾燥上がりの状態」と、「アイロンを掛けず、そのまま着用した状態」を比較した。
まず、「乾燥上がりの状態」の比較。
襟やカフス、前立てなどの生地が重なった部分は、③(アイシャツ)はほぼアイロンと同等。
①(本品)と②(ユニクロ)はほぼ同等で、生地に多少の凸凹は残るが軽微だった。
身頃や襟などの生地が1枚の部分は、①(本品)と②(ユニクロ)はほぼ同等。
(写真だと分かりづらいけど)今回は③(アイシャツ)が、最も深いシワが入る洗い上がりとなった。
ただし③アイシャツも「タンスに仕舞う際の畳みジワ」よりも小さなレベル。
実用上の問題はないレベルだと感じた。
次に、これらを「アイロンを掛けずにそのまま着用」してみる。
まず3点に共通するのは、ジャケット着用&タイドアップだと、身頃のシワは問題にならない。
襟とカフスは、③(アイシャツ)はアイロンプレスと同等。
①(本品)と②(ユニクロ)は、襟とカフスに若干の凹凸が残る。
イメージ的には、「一般的なシャツを、糊や水を付けずにアイロンプレスした状況」に近い。
筆者的には、この表情は結構好きかな。
結論的に、①本品 は ②ユニクロ と同等レベルの防シワ性があると、体感的には感じた。
形状安定性については、「② ユニクロ(スーパーノンアイロンシャツ)で問題ない」と感じる方なら、本品も不満なく着用できるはずだ!
ただし注意点としては、SOLVEのオーダーシャツは生地の種類が多い。
同じ「超ノンアイロン」でも、生地の種類や厚みはさまざま。あくまで1つの参考として捉えていただけると幸いではある…!
「分かりやすさ」に配慮された、オーダーシステム
最後に、他のオーダーシャツサービスと比較して「SOLVEの特徴」だと感じた点を挙げたい。
それは「ネットからの注文を前提としている」点。
「採寸やカウンセリングを依頼できる店舗が限定される」点は、デメリットではある。
一方でそれを補うため(?)か、分かりやすいWebページの仕様はメリットだと感じた!
前回記事(オーダー編)でも少し触れたけど、仕様の選択画面は非常に明快。
「選んだ生地&仕様」に対して状況をプレビュー画像で確認できるので、分かりやすい。
そもそもシャツって「下着の延長」でもあり、試着をせずに寸法だけで購入する方も多いだろう。
それでも「完成イメージ」を確認できるに越したことはないわけだけど、お店で生地だけを見ても、仕上がりを想像するのは難しい。
それならば「(リアルではないけど)プレビュー画像の方が、『生地だけ』よりは分かりやすい」と言えなくもない。
そう考えるとWebを通した販売は、オーダーシャツに好適な方法なのかもしれない…!
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「生地の質感」が分かりづらい点
以下では、イマイチな点についても触れていきたい。
「ディテールや生地の選択」と「仕立て上がりのイメージ」については、Webページの仕様でうまく対応している印象のSOLVEのオーダーシャツシステム。
ただし「ネット情報のみ」だと、やはり実物の生地の質感は掴みづらい。
Web上には、生地毎に「特徴」や「対応する時季」、「厚み」「光沢」は記載されている。
それらを見ながら選ぶ形にはなるけど、「特徴」はあくまでブランド側の主観。
私たち一人ひとりが、生地を見た感想とは「ズレてしまう」点もあるだろう。
ちなみに今回選択した「超ノンアイロンのポプリン生地」について言うと、筆者が想像していたよりもハリがあって、なおかつ「透け感」のある生地だった。
「白無地」という色味の都合も大きいけど、素肌の上から着るには「透け感」がやや気になる。
近年、進化している「シャツ向けのインナー」を併用したいかな。
以上をまとめると、やはりリアルな生地見本を確認できるサービスがあるに越したことはない。
「(簡易的で良いので)生地見本を大量に作っておき、希望するユーザーには配布する」とかが理想だけど、まあコストがかかる話でもある。
このあたりは、今後のサービスの発展に期待したいと感じた!
刺繍には、「半角スペース」も入力可能にしてほしい
それと最後に、多くの方がスルーするであろう(?)「刺繍」について。
オーダー仕様の振り返りだけど、一応記念として(?)左肩に刺繍を追加した。
筆者のペンネーム(物欲紳士)のイニシャルで、「B.S.」と入れてみた。
「がダサいかどうか」はさておき 、指定できる文字列は「B.S.」であり「B. S.」(ドットの後にスペース)は指定できない。
細かい話だけど、「半角スペースが指定できない」仕様には違和感を感じた。
例えば鈴木一郎さん (Ichiro Suzuki) をイニシャル表記すると「I. Suzuki」になる。
理屈っぽい内容だけど、「.」(ドット)というのは省略を示す記号。
つまり、この例で言えば「"."(ドット)は頭文字以下("chiro")と等価」であり、ここにスペースは含まれない。
なので「名前刻印なのに『半角スペース』が使えない」のって、やっぱり何だか変な仕様だなあ、と感じてしまうわけだ。
筆者自身は刺繍を入れる機械(コンピューターミシン?)の仕様は存じ上げないけど、もしかすると製造設備の制約ではなく、「製造設備の都合と、Webページの仕様との不整合」な可能性もある。
多くの方には「どうでも良い話」かもしれないけど、もしが正しければWebシステムの仕様修正を検討してほしいと感じた…!
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まとめ:「既製品からステップアップしたい」あなたに!
今回は、2記事に渡ってSOLVE(ソルブ) のオーダーシャツ(超ノンアイロン)をサンプルレビューした。
「丁寧さ」を感じる縫製と仕立て
「こだわりの1枚」をオーダー可能
優秀な形状安定性
「分かりやすさ」に配慮されたオーダーシステム
「生地の質感」が分かりづらい点
刺繍には「半角スペース」も入力可能にしてほしい
「たかがシャツ」だけど、「されどシャツ」。
素肌に触れるアイテムなだけに、「こだわり」がある方も多いはず。
最近は、スーツ着用時にもユニクロ製品を着ることも多くなった筆者。
だけど、詳細な仕様やサイズを指定できるオーダーシャツも、やっぱり魅力的だと感じた。
数あるオーダーシャツ製品の中では、「実用性重視の生地&仕様」と「Webシステムの完成度の高さ」が、SOLVEの魅力。
「お店で店員さんと話しながら、フィーリングで選ぶ」のも良いけど、「Web上で、幅広い仕様を自分のペースで検討しながら選べる」のは、ネットでモノを買う良さでもある。
「のようなお買いモノが好きな方」にも、ぜひ検討してみてほしいオーダーシステムだと感じた…!
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