グローバーオールのモンティ(外観1)

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【銘品】グローバーオールのモンティ・ダッフル【ダサいと言わないで

2021年2月21日

こんにちは、物欲紳士です

今回は、冬場には欠かせない(?)コートの名作、ダッフルコートを取り上げたい。

ダッフルコートというと「学生っぽい」「女の子っぽい」というイメージを結構持たれていて、「男が着るモノではない!」と敬遠されがち。
率直に言って、メンズウェアの中ではあまり人気のあるカテゴリではない気もする…。

グローバーオールのモンティ・ダッフル(外観2)
男性には不人気なアイテム!?

だがしかし!筆者は「ダッフルコートが似合う男性に、悪いヤツはいない」と信じているので(←偏見)、やっぱりダッフルコートは冬の着こなしに欠かせない。

「ちょっとダサい」という見方が一般的かもしれないけど、だからこそハードルを乗り越えて、「いい感じ」で着こなしたいと考えている。

「良い人間」に近づくために…!

序:ダッフルコートの着こなし(コツ)

ダッフルコートがなぜ「男性に人気がない」のか?を考えてみると、上に書いたような「子供っぽい」「女性っぽい」という点がまず挙がる。
これらに対して反論することは可能だけど、反論したところでそのイメージが変わるわけではない。意味がないのでやめたい。

むしろダッフルというアイテムに付いてしまっているイメージよりも、どのアイテムを選ぶのか?にも問題がある気がしている。
具体的に言うと、下記の2点。

全体的に「重い」

丈が長い、ダボッとしすぎている
色がダークカラー(黒や紺)

世の中に出ている男性向けのダッフルコートって、上の2点が共に当てはまる製品が結構多いと思うのだ。
これらのどちらか、できれば両方から外れた製品を選ぶことで、誰でも着こなせる製品をチョイスできる気がする。

グローバーオールのモンティ・ダッフル(外観3)

(前置きが長くなったけれど)本記事では筆者オススメのダッフルコート、グローバーオールのモンティ・ダッフルについて、以下でレビューしていきたい!

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ブランド(グローバーオール)と、このコートについて

グローバーオール(Gloverall)について

グローバーオール(Gloverall)は、1951年に英国で創業。
ダッフルコートを中心とする、アウターウェアのメーカー。

グローバーオール社のロゴ(製品タグ)

ダッフルコートの歴史について触れておく。

ダッフルコートは、元々は欧州の漁師が使う、作業用のコートだったらしい。
第2次大戦時に英国海軍に採用され、大戦後に軍用品が民間に出回ったことでファッションアイテムとして認識されるようになった、というのが大まかな歴史だ。


GLOVERALL C0913 オリジナルダッフルコート ジュニアサイズ
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そういう意味で、グローバーオール社は「ダッフルコートの中心地・英国」で、「ファッションとしてのダッフルコート」の発展を支えてきた老舗ブランドだと言える。

モンティ・ダッフルについて

モンティ・ダッフル(Monty)は、そんなコートの老舗・グローバーオールの製品でも、ラインナップの中核に位置するシリーズ。

グローバーオールのモンティ・ダッフル(外観3)

特徴をざっくりと述べると、漁師用〜軍隊向けだった時代の素朴さが残るコートである点が挙げられる。
具体的には、下記の3点になる。

モンティの主な特徴

裏地がない
木製のトグルボタン、麻紐のボタンループ
フラップなしの大型パッチポケット

グローバーオールのモンティ(細部1)
このコートの主な特徴。麻紐のループと木製ボタン、パッチポケット、
裏地のない簡素な仕様。

以下では私物のレビューを通じ、このコートの魅力に迫ってみたい!

モンティ・ダッフルの魅力と、不満な点

筆者の持っているコートは、8年くらい前に当時 "ショート・モンティ" という名前で売られていた、ミドル丈のモンティ。
現在も若干仕様変更されたものが、"ミッドモンティ" という名称で販売されている。


(グローバーオール) GLOVERALL MID MONTY - NAVY
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このコートを10年弱着てきた上での魅力と不満点について、以下で書きたい。

モンティ・ダッフルの魅力

筆者がこのコートを買ってよかったと感じている点は、下記の3点。

魅力的なポイント

適度な軽快感のある色味・丈・デザイン
ざっくりとした構造による、使いやすさ
真冬の使用にも、必要にして十分な防寒性

以下で、それぞれの項目について書きたい。

適度な軽快感のある色味・丈・デザイン

実際に着用(サイズ34、モデル身長162cm/体重50kg)
軽めな色味・丈感のものを選び、シンプルに着るのが良いと思っている。

選び方のコツのところでも書いたけど、ダッフルコートはダブルの合わせ・フード・トグルボタンなど、基本的に「垢抜けない部分のある」ディテールのコート。
軽快感を出せる製品を選ぶほうが、着こなし的にバランスが取れる。

色味について。このコートはキャメル色。
近年、メンズのチェスターコートなんかでよく見る色だけど、この色味は「ダークトーンが多くて『重く』なりがち」な男性の服装に、軽快感が出せてオススメ。

グローバーオールのモンティ(細部2)
色味はキャメル。ダッフル・コートの中では定番の色。

なお一応参考として書いておくと、英国軍が採用したミリタリーのダッフル・コートも、色はキャメル
「ダッフルといえばダークトーン」というイメージがある方も多いと思うけど、キャメルは「奇抜な色」ではなく、むしろ定番色
安心してトライして問題ない。

デザインと丈について
丈は膝上のミドル丈で、シルエット的には身幅はそれほどゆとりがなく、比較的スリム

このあたりはガチなミリタリー・コートとは異なる点。
現代で街着として着ることを考えると短丈・スリムな方が着用しやすいと、個人的には感じる。

ダッフルコートの素朴さは残しつつ、よくありそうな「ダボッと感」が出ない仕様で、個人的には気に入っている。

ざっくりとした構造による、使いやすさ

前にも触れたように、一部を除き裏地がなく、フラップもない縫い付けのパッチポケットという、ざっくりとしたシンプルな仕様

こういう仕様はダッフル・コートの出自に理由があるのだろうけれど、「使うこちら側もざっくりと使える」という便利さ・使いやすさがある。

例えばポケット。

大型のパッチポケットは、ハンドウォーマーとしての機能性も高い

大型のパッチポケットで、生地のメルトンウールがそのまま露出していて、ハンドウォーマーとしての機能性が高い

携帯とポケットティッシュを入れてみたけど、全く目立たない(左)。
適当にボコボコとモノを入れられる便利さがある。

またあまりスタイリッシュではないけど、思っている以上にモノが入る点も、なんだかんだで重宝する。

ウール地。元から毛羽立ちがあり、ざっくりとした織り目も見える。

生地のメルトンウールは肉厚で、ざっくりした「織り感」と毛羽立ちがある。
率直に言って上質感はないけれど、多少の雨などで生地が劣化する雰囲気は皆無で、質実剛健さがある

地方にもよるだろうけれど、天候をほぼ気にしなくても良い点には着易さを感じる。
さすがは英国製というところか。

真冬の使用にも、必要にして十分な防寒性

ダッフルコートというと、ダウンコートの台頭以前は「防寒性が高いコート」の筆頭格(?)だったと思うので、この点は説明不要かも。

「軽量で暖かな高級ダウン」ほどではないにせよ、このコートの防寒性も高い
首都圏であれば「真冬の深夜(氷点下)」という状況でない限り、防寒性の不足を感じる心配はないと感じる。

防寒性に関しては出自がミリタリーモノなので、ある意味でお墨付きなわけだ。

以上をまとめるとスタイル・使い勝手・防寒性能の各面で使いやすく、やっぱり定番と言えるコートなのではないかと思う。

モンティ・ダッフルのイマイチな点

最後に、長年愛用して感じた「イマイチな点」にも触れておきたい。
筆者はこのコートを気に入っていて、不満点はあまりないのだけれど、強いて挙げるとすると以下の2点かな。

モンティの不満点

スーツに合う…とまでは言えないTPO性
木製のトグルボタンは、塗装が剥げる

以下で、それぞれの項目について見ていきたい。

スーツに合う…とまでは言えないTPO性

ダッフルコート、特に今回のような淡色系のものは、ビジネスウェアに合わせられるほどのTPO性はないと思う。

まあそうは言っても、「スーツ姿に紺・黒系のダッフル」という姿は、時々見かける。
「何を何に合わせるか」は個人の自由だから、それらを批判するつもりや覚悟はない。
あくまで個人の主観

スーツの上にダッフルコートというのは、個人的には合わないかと…

ただこの背景として、「ダッフルコートは正装に近いウェアなので、ビジネスウェアでもOK」的なトラッド信者の方たちの刷り込み(?)があるのかなあ、とは思う。

しかしそうは言ってもトグルボタンですし、フード付いてますよ、と(笑)。

やっぱりカジュアルなディテールの多いコートなので、フォーマルやビジネス向きには、より適したコートを着る方が良いのでは、と個人的には感じる。

ちなみにフードにはホックが備え付けられていて、ボリューム感を調整できる。
元々そんなにボリューミーでもないので、筆者は使ったことがないけど…

この10年ほど、チェスターコートが一般にかなり着られるようになってきたのも、こういう傾向を後押しする現象ではあるかなと考えている。

木製のトグルボタンは、塗装が剥げる

ディテールに関してになるけど、このコートのトグルボタンは木製。
素朴な感じの良さがあるけど、ブラウンの色は塗装で、これが使用に伴って剥げる

木製のトグルボタンは、使用に伴って塗装が剥げる。
麻紐のロープの端部も、茶色っぽく変色するけど、こちらはあまり気にならない。

塗装が剥げるのが「味」と言えなくもないけれど、微妙に気になる点ではあるかな。

何の木材なのかは不明だけど、恐らくそれほど硬い材料ではなく、加工しやすい材料なのだと思う。
実用上は問題ないけど、より硬い木材(例えば鉄木とか)であれば、容易に塗装が剥げることもなさそうだと感じる。


(グローバーオール) GLOVERALL MID MONTY - CAMEL
↑画像クリックで、外部サイトへ移動( Amazon.co.jp)
  

ただし現行のモデルを見ると、(年次・個体によって異なるかもしれないけど)ボタンは塗装なしに変更されているよう
こちらの方が潔いと感じる。

まとめ

今回はグローバーオールの銘品、モンティ・ダッフルの魅力について、私物をレビューしつつ振り返ってみた。

ポイントのまとめ

適度な軽快感のある色味・丈・デザイン
ざっくりとした構造による、使いやすさ
真冬の使用にも、必要にして十分な防寒性
スーツに合う…とまでは言えないTPO性
木製のトグルボタンは、塗装が剥げる

あくまで「カジュアル用」と割り切るのが個人的なオススメではあるけど、適度に軽快な色味・シルエットのダッフル・コートは、1着あるとかなり重宝する。
男性服ではあまり人気がない反面、女子ウケが期待できるアイテムでもある。
流行に流されず着られるのも良い。

一緒にダッフル・コートが似合う、「良い人間」に近づきましょう〜!

●MID MONTY(ミドル丈)

↑今回紹介したモデルの後継版。
 ボタンの数が4つから3つになり、チンストラップが固定式になっているようだけど、基本的にはほぼ変わっていない。

●MONTY (オリジナル丈)

↑私的オススメとはズレるけれど、やっぱり定番の「ダークトーン+ロング丈」もいいかも。ただ重くなりすぎないように、合わせるアイテムの工夫は必要そうだ。

 

★(おまけ)コーディネート例、製品のデータ

コーディネート例

グローバーオールのモンティ、コーディネート1
Gloverall Short Monty、サイズ34、身長162cm・体重50kg

コーディネート詳細
ジャケット:グローバーオール(本品)

シャツ:ブルックス・ブラザーズ
デニム:ユニクロ(レビューページ へ)
靴:ジョージ・クレバリー
鞄:ル・ボナー(レビューページ へ)

製品データ

グローバーオールのモンティ(外観1)

ブランド グローバーオール(Gloverall)
製品名  ショート・モンティ・ダッフルコート(Short Monty)
素材   ウール、ポリアミド繊維
サイズ  34
    キャメル
購入年月 2013年秋
価格   57,000円

 

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