こんにちは、物欲紳士です。
この記事では、レッドウイングのブーツを取り上げたい。
今回取り上げるのはレッドウイング製品でも「ド定番」として知られる、#875。
まずはブランド(レッドウイング)と、875について簡単に紹介する。
ブランド(レッドウイング)と、このブーツについて
レッドウイング (Red Wing Shoes) について
レッドウイング (Red Wing Shoes) は、米国ミネソタの製靴メーカー。
1905年創業。
ここ日本でも「アメリカン・カジュアルシューズの代表格」として、幅広い知名度と人気を誇る。
レッドウイングの特徴は、「原材料(皮革)へのこだわり」と「クラフツマンシップ」の2点。
(写真はイメージです)
原材料となる皮革は、傘下のタンナー(なめし業者)にて独自に開発・調達している。
製造数が多いこともあるはずだけど、独自にタンナーを持っている靴メーカーは、業界でも数少ないはず。
靴メーカーはどの会社も、製品品質に大きく影響する、原材料の革の品質確保に苦労している。
独自にタンナーを持つことはこの面にはプラスなはずで、結果的に「品質が安定した製品を、低コストで販売する」ことに繋がっていそうだ。
2点め、クラフツマンシップについて。
レッドウイングは未だに米国製を守り続けている。
これらのこだわりは、ブーツは「ファッションではなく、足を守るギアである」という機能性を求めた結果だと言える。
そのような意味では、同じく米国発祥のタフなギア、ジープなどの4駆のクルマとも共通した部分がある。
過酷な環境で永く使える製品を造り続けるためには、信頼できる原料、しっかりとしたモノ作りが必要となる。
前述したレッドウイングの「こだわり」は、これらを維持していくためのものなのだ。
以上のような「武骨な姿勢」「信頼性」が共感を生んだからこそ、現在では「定番ブランド」として、多くのファンを獲得しているのだろう。
Style No. 875について
#875は、多岐にわたるレッドウイング社の製品の中でも「定番中の定番」とみなされているワークブーツ。
スタイルは、モック・トゥの6インチ丈のブーツ。
世界的にも定番品の#875だけど、ここ日本では特にファンが多い。
熱烈なご愛顧に応えて(?)か、日本市場向けの派生バージョンまで存在する。
[レッドウイング] REDWING 6" Moc-Toe 875 オロ「レガシー」
[レッドウィング] ブーツ 8875 メンズ
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90年代の#875は赤みが強かった。
この時期は国内でレッドウイングがブームになったこともあって、今でもファンが多い。
ファンの声に応え、当時の赤っぽい皮革色を再現した「オロ・ラセット」を使用した1足。
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レッドウィング 9875 アイリッシュセッター ゴールドラセット セコイア
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8875と同様、ファンからの声に応えた日本向け版。
シャフト部のブランド刻印、「アイリッシュ・セッター」のタグを再現。
ゴールドラセット・セコイアと呼ばれる、黄色みの強い皮革色も特徴。
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レッドウイング#875のスタイルは、もはや日本のカジュアル・スタイルには必須の「定番の1足」だと言っていいだろう。
レッドウイングの#875:良い点と、イマイチな点
筆者の875は、2000年代後半の製造。
革は当時の標準皮革、「オロ・イジナル」と呼ばれていたオイルドレザー。
新品の状態で購入して、約12年が経過している。
よりディープなファンの方々からすると若輩者ではあるけど、10年以上履いてきた上でのこのブーツの良い点、イマイチな点を下記に挙げたい。
RW875(オロイジナル)の魅力
アメカジ&カジュアル全般に合う、外観の安定感
エイジングも含めて楽しめ、クセのないアッパー革の色味
柔らかく、履きやすいトラクショントレッドソール
RW875のイマイチな点
RW製品全般の「武骨さ」・ソールの外観が醸す「カジュアル感」は、好みが分かれるかも
以下にて、詳細について書きたい。
レッドウイングの#875(オロイジナル):魅力的な点
アメカジ&カジュアル全般に合う、安定感のある外観
まずは定番と言える、そのデザイン。
「レッドウイングのアイコン」とも言える6インチ丈のモック・トゥのスタイル。
「すごく格好いい」というわけではないけど、カジュアルウェアの定番品全般に合う安定感が魅力だ。
定番のアメカジ的なコーディネートで合わせてもよし、
サイズ6Dを着用(身長162cm、体重50kg)
アメカジ以外の定番カジュアル(下の写真はバブアー・ビデイル)でもしっくりくる汎用性がある。
サイズ6Dを着用(身長162cm、体重50kg)
カジュアルウェアが好きなら持っていたい、定番の1足だと言えそうだ。
エイジングも楽しめる。クセのないアッパーの色味
この頃の皮革色、「オロ・イジナル」は、現在の875シリーズのラインナップ(*上述)で言うと標準品(875)の「オロ・レガシー」に近い。
現行品と皮革すると、新品状態で少し茶色みが強く、色味が濃かったのかな。
もっともタンニンなめしの革なので、繰り返し着用してオイルを入れることでアッパーの色は濃く変化する。
メンテナンス用品は、やはりミンクオイルが最もスタンダードな気がする。
この意味では、明るめの現行色「オロ・レガシー」の方が、よりエイジングを楽しめる色味なのかもしれない。
どちらの色でも、赤み・黄色みが強すぎない「クセのない色味」で万能性がある点がお気に入り。
柔らかく、履きやすいトラクショントレッドソール
最後に、このスタイルのブーツを象徴する、白色のラバーが目印のトラクショントレッドソール。
元はと言えば1950年代、静音性が必要な狩猟向けに開発されたソールだ。
このソールの優れた点は、ブーツ用のソールでは随一と言えるクッション性と柔らかさ。
武骨な外観・武骨な構造ながら、ソールのおかげで屈曲性と足当たりの柔らかさに優れ、ブーツとは思えない履き心地の良さを誇る。
875が定番として支持されている最大の要因は、この「普段履きとしてもストレスのない履き心地」にあると言えるかもしれない。
レッドウイングの#875(オロイジナル):イマイチな点
RW製品の「武骨さ」・ソール外観が醸す「カジュアル感」は、好みが分かれるかも
ある時、友人とお茶をして、レッドウイングのブーツの話になった時のこと。
「アイリッシュセッター、いいよね〜」と言ったら、「あんなダサくて美しくない靴、絶対履きたくない!」と、非常に否定的なコメント…
「そういう考え方もあるのか〜」と、素直に感じた。
レッドウイングのブーツは、「ファッションとしての格好良さ」ではなく「道具としての機能性」を追求した、足を守るためのギア。
このデザインを「格好良すぎずに履きやすい」「かわいい」と肯定的に捉えるか、「ダサい」と否定的に見るかは、その人次第ということなのだろう。
さらに言えば、このブーツは「ある時期に、爆発的に流行った」モデル。
国民的アイドルなんかと同じで、大勢の熱烈なファンがいる一方で「アンチ」もそれなりにいる、ということは理解した方が良いかもしれない。
まとめ:いつまでも履ける、「定番の1足」を
今回はある意味でアメリカン・ブーツを象徴する名作、レッドウイング (Red Wing Shoes) のStyle No.875について書いてみた。
RW875(オロイジナル)の魅力
アメカジ&カジュアル全般に合う、外観の安定感
エイジングも含めて楽しめ、クセのないアッパー革の色味
柔らかく、履きやすいトラクショントレッドソール
RW875のイマイチな点
RW製品全般の「武骨さ」・ソールの外観が醸す「カジュアル感」は好みが分かれるかも
「イマイチな点」で述べた通り、レッドウイングを流行させた「アノ人」の影もあるのか、「アンチ」がいるのも事実な1足。
だけど、このスタイルを「カワイイ」「合わせやすい」と思える方には、是非是非オススメしたい!
基本的な好みはそう変わるものでもないし、おじいさんになっても履ける耐久性・スタンダード感がある。
「いつかは、レッドウイングを…」と思われているのなら、それは今である!
レッドウイング 63インチ タスランブーツレース タンゴールド 97151
画像クリックで、外部サイトへ ( rakuten.co.jp)
靴紐は長めにして、シャフトの上部で巻きつけるスタイルが好み。
靴紐が解けづらくなるし、何より格好いいと思っている。
Amazon
楽天市場
Yahooショッピング
★(おまけ)コーディネート例、私物のデータ
コーディネート例
コーディネート詳細
ベスト:フェローズのウォバッシュストライプベスト(レビューページ へ)
Tシャツ:ユニクロ
デニム:ユニクロ
靴:レッドウイングの#875(本品)
コーディネート詳細
ジャケット:マンド
Tシャツ:グラニフ
ボトムス:Gap
靴:レッドウイングの875(本品)
鞄:エルゴポックのワキシングレザーショルダー(レビューページ へ)
コーディネート詳細
ジャケット:バブアーのビデイル(レビューページ へ)
ニット:インバーアラン
シャツ:インディビジュアライズド・シャツ
ボトムス:バナナ・リパブリックのメイソン・チノ(レビューページ へ)
靴:レッドウイングの875(本品)
鞄:ヘルツ
私物のデータ
ブランド レッドウイング (Red Wing Shoes)
型番 875
スタイル 6インチ・ブーツ、モカシン・トゥ
製法 グッドイヤー・ウエルト
素材 牛革、オイルドレザー(オロ・イジナル)
ソール ラバー(トラクショントレッド)
色 ブラウン
サイズ US6D
製造国 米国
価格 ¥25,000- (On Sale)
購入年月 2009年春
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