バブアーのビデイル(外観)

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【英国の名作】バブアーの定番ジャケット、ビデイル【12年愛用】

2021年3月8日

こんにちは、物欲紳士です

この記事では、筆者が12年に渡り愛用しているバブアー (Barbour) の名作ジャケット、ビデイル (Bedale) について書きたい。

バブアーのビデイル(着用時)

この記事のポイント

バブアーのビデイルの良い点とイマイチな点
12年愛用した上でのオススメの着方について

とりあえず結論から先に言うと、筆者はビデイルをモコッと着る派です…。

ブランド(バブアー)と、ビデイルについて

バブアー (Barbour) について

バブアー(バーブァー、Barbour)は、英国のアウトドアウェアのブランド。
1894年創業。
英国では最もポピュラーなアウトドアウェアの1つとして認知されているらしい。

バブアーのロゴ(Barbour渋谷店)

バブアーのジャケットの魅力を、いちファンとして端的に言うと、それは「ボトムス(ズボン)における、デニムのような良さ」だと感じる。
「デニムのような良さとは、具体的にどういうことか?」というと、それは下記の3点。

バブアーの魅力

着込むことによって「味」が出る、「育てる楽しさ」
「お洒落すぎない」ことによって、かえって日常使いがしやすい
(デメリットでもあるけど)機能的すぎないスタンダード感

バブアーについては下記にて別モデル、ソルウェイジッパー(復刻版)についてレビューしている。
合わせて見ていただければと思う!

 

ビデイル (Bedale) について

ビデイル (Bedale) は、そんな英国のアウトドアウェアの老舗・バブアーの近年の基幹モデルとなるジャケット。1980年発売。

バブアーのビデイル(外観)

成り立ちについて簡単に述べると、乗馬用ジャケットである点が特徴。
具体的なポイントは、下記の3点となる。

ビデイルの特徴

騎乗時のシルエットを考慮した、やや短めな着丈
背中側の裾にベント付き(サイドベンツ)
動きやすさを考慮したパターン(ゆったりめなサイズ感・ラグランスリーブ等)

バブアーのビデイルの特徴

ビデイルの主な特徴は、の写真のような感じ。
(左) ジャケットとほぼ同等の着丈
(中) サイドベンツ
(右) 可動性を考慮したラグランスリーブ

英国の乗馬用ジャケットというと、日本でも近年人気のラベンハム等のキルティングジャケットなんかも有名。
上に挙げたポイントは、ラベンハムの主要モデルとも共通点が多い。

筆者のような日本人の一般国民にとっては「乗馬」って馴染みがないけど、これで多少はイメージできた(…気がする )。

バブアーのビデイル(ディテール)

他製品と共通になる主要ディテールも見ておくと、上写真のようになる。
(左) 操作性に優れたファスナーのプルタブ
(中) 襟を閉じて防寒性を上げるチンストラップ
(右) タータンチェックの裏地

バブアーのビデイル(着用時)

全体的にフィールド・ジャケットとしての実用性と着易さに加えて、英国製品らしいファッション性も備える点が、ビデイルの特徴だと言えそうだ!

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ビデイルの良い点、悪い点

ここでは筆者が12年ほど愛用して感じた、ビデイルの魅力と悪い点について説明していきたい!

バブアーのビデイル(外観)

イマイチな点

ジャケット単体では防寒性が不足
防水性の裏返しで、ジャケット単体では結構蒸れる
独特のクレヨンのようなオイル臭

魅力的な点

英国産だけのことはある高い防水性
(変な言い方だけど)「適度に野暮ったい」ことで、気楽に着回せる
経年変化によるオイルの抜け等が「アジ」になり、愛着が増す

イマイチな点

耐候性について

まず、イマイチに感じる点から。

バブアーのビデイル(外観)

バブアーのジャケットはコーデュロイの襟使いなどから、見た感じはそれなりに防寒性がありそうに見える。
だけどジャケット単体で着ると、冷所ではオイルを含んだ生地が低温になって身体が冷える
率直に言うと、防寒性はそれほど高くはない

かと言って、暖所では都合が良いかというとそうでもなく、防水性・防風性が高いだけに結構蒸れる
「気候への対応」という面から述べると、ジャケット単品では春秋にも冬にも使いづらい。
(日本では)ファッション性を無視して機能面だけを考えるとイマイチな面もある品だ。

バブアーのビデイル(外観)

インナーで防寒性を上げて冬場に使うのがいいけど、ビデイルは短丈なので着られるインナーにも制約がある
スーツやテーラードジャケットとの併用は、丈によってはインナー側のジャケットの裾が見える可能性がある。あまりオススメできない。

別売りのファーライナー。
キルティングのものもあるけど、このタイプが最も防寒性が高い。
胴部分のみではあるけど防寒性が格段に上がる

ネガティブな書き方をしたけど、別売のファーライナーを着けるとかなり暖かくなる。
防寒性を上げるためにライナーを装着した上で冬期を通して着るのが、筆者的なオススメ。

袖口はリブになっていて、防風性は高い

騎乗時の防風性を意識してか、袖口がリブ仕様になっているのもビデイルの特徴。
袖口から風が入り込みづらいので、バイク・自転車用にも向いている。

独特なオイル臭

独特なクレヨンのようなオイル臭は、旧仕様であるがゆえの弱点。
10年ほど前から無臭タイプのオイルに切り替わっている

個人的には嫌な臭いではないけど、街着として着ることを考えると、たぶん周囲の人にとっては「妙な臭い」

不快には思われなかったとしても、満員電車などで「何この臭い…?異臭?」と思われる可能性が高い。
周囲のことも考えると、やっぱり無臭タイプの方がベターな気はする。

特に「これからバブアー入門して電車通勤」なんかを考えている方は、おとなしく(?)新品を買う方がオススメ。
(古着から入る場合も、臭いは必ずチェックしよう…!)

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魅力的な点

以上のようなマイナス点もあるビデイルだけど、そんなことも「アバタもエクボ」になってしまう魅力がある。

まず、首都圏住まいの筆者にとっては、冬季は雨が少ない季節。
それでも「耐水性がある秋冬用のジャケット」は、あるとやっぱり便利

雨の日用に耐水性のあるアウターがあると、他の洋服の寿命を伸ばせる

仮に秋冬のメインアウターがダウンコートだとしても、雨天時にダウンを着用するのは、服を永く着る観点からは好ましくない
この点、高額なダウンをお持ちの方ほど無頓着な気もするけど、大切に着たいなら雨用のアウターを1着保有するのがオススメ。

バブアーのビデイル(着用時)
実際に着用してみる(サイズ32、身長164cm・体重50kg)
ジャケットとしてデザインされすぎていないため、様々な着こなしに合わせやすい。

さらに、マストアイテムのライナーと合わせると、適度にポッテリする。
「シュッとしていてスマート」とは言い難いけど、逆にデイリーに着こなしやすい点が魅力。

5年ほど前に登場した「スリムフィット(SL)」もいいけど、ライナーを着けて、「若干モコモコさせて着る」のは、防寒面だけでなくファッション的にもバブアーらしくて、個人的には好き。

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まとめ:永年愛用して、素敵な「バブアー・ライフ」を!

ポイントのまとめ

英国産だけのことはある、高い防水性
(変な言い方だが)「格好良すぎず、適度に野暮ったい」ことで、気楽に着回せる点
経年変化によるオイルの抜け等が「アジ」になり、愛着が増す点
ジャケット単体では防寒性が不足 別売のライナーを付ける
防水性の裏返しで、ジャケット単体では蒸れる 冬期に着る
独特のクレヨンのようなオイル臭 無臭オイルの新品を購入

色々と書いたけど、最後に述べておきたいバブアーの魅力は、何と言っても英国製品らしくエイジングが楽しめる点
着用するにつれて、生地のオイルが落ちて徐々に表情が変わってくる。
愛着を持って着ると経年変化をして、さらに愛着が増す逸品になるというワケ。

バブアーのビデイル(袖のアタリ)
例えば袖部など、アタリや屈曲が生じる箇所はオイルが抜けて色ムラがある。
着用の仕方によって多種多様な個性が出て、それが「アジ」になるのが魅力。

それぞれのお好みのスタイルで着こなして、「マイBarbour」を創っていっていただけたらと思う

この記事で紹介

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 筆者が保有しているクラシック・ビデイル。スタンダードな1品。

 

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別モデル

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 数年前に登場した、スリムフィットのビデイルSL。最近のオーバーサイズの流行とは少し違うけど、これも格好いい…!

 

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(★おまけ)コーディネート例、購入品のデータ

コーディネート例

クラシックビデイル
クラシック・ビデイル(サイズ32)を着用(身長164cm・体重50kg)

コーディネート詳細
ジャケット:バブアー・ビデイル(本品)

ニット:ユニクロ
シャツ:ブルックス・ブラザーズ
デニム:ユニクロ(レビューページ へ)
靴:ヤンコの104716(レビューページ へ)
鞄:エルゴポック(レビューページ へ)

コーディネート詳細
ジャケット:バブアー・ビデイル(本品)

ニット:インバーアラン
シャツ:インディビジュアライズド・シャツ
ボトムス:バナナ・リパブリック(レビューページ へ)
靴:レッドウイングの875(レビューページ へ)
鞄:ヘルツ

購入品のデータ

バブアーのビデイル(外観)

ブランド バブアー(バーブァー、Barbour)
製品名  ビデイル・ジャケット
素材   綿(ワックスド・コットン)
    セージ
サイズ  32
価格   ¥45,000- 程度(別売ライナー除く)
製造国  英国
購入年月 2009年秋

 

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