こんにちは、物欲紳士です。
今回から2回に分けて、「大人のビジネス&カジュアルスタイル」のお供にふさわしいハイソックスについて、あれやこれやと考えてみたい!
靴下は、靴とボトムスの「つなぎ」になる部分。
よく目につく部分ではないけど、「キチンと感」を保つことが大切。
今回は筆者的な「オススメしたい靴下の履き方」と「常用する靴下に求めること」をベースに、ハイソックスについて考えたい!
靴下の『履き方』と、靴下に求めること
一部に「教科書的な内容(??)」を含むけど、以下では筆者的な「オススメの靴下の合わせ方」&「常用する靴下に求める要素」について書く。
靴下の履き方&合わせ方
まず「大人の履きこなし」としての大前提だと思うのは、「着用中に靴下がずり落ちない」こと。
そうなると、近年は一般化しまくりな「ミドル丈の靴下は、やっぱりNG」という結論になる…。
筆者の場合、普段はスーツを着用する機会が多くないこともあり、30代半ばまでミドル丈の靴下で誤魔化していた…。
…で、「着用中のずり落ち」が気になる靴下は、ソックスガーターを併用したりもした。
実用的に悪くはないけど、こういうのって冷静に考えるとムダにアクセサリーが増えて面倒。
現在ではデニムを履くような状況でも「合わせる靴が革靴」なら、おとなしく(?)ハイソックスを履くのが習慣になっている…!
その上で、まずは「基本となる靴下の合わせ方」について考えたい。
筆者的には、下記の4点パターン。ベーシックな順に紹介していきたい!
① 「ボトムス〜靴」のグラデーション
② ボトムス or 靴と同系色
③ ポイントの色(アウターなど)に合わせる
④ 靴下をポイントにする
① 「ボトムス〜靴」のグラデーション
ボトムスと靴が同系色な場合の、基本の合わせ方。
靴下は、パンツと靴の中間色のものを選ぶ。
「ハズすこと」が起こり得ない、最もベーシックな選び方。
「ベージュのチノパン」と「ダークブラウンの革靴」の間に、茶色のソックスを挟むとか、
ボトムス:バナナ・リパブリック( レビューページ へ)
靴:オールデン
靴下:鎌倉シャツ
グレーパンツと黒靴の中間に、ダークグレーのソックスを挟む、など。
ボトムス:GU
靴:アルフレッド・サージェント
靴下:ブルックス・ブラザーズ
紳士物の靴下は、「濃紺&濃グレー&黒」が基本色。
これは、常用するスーツが「紺・グレー」が基本色だから。
つまり「スーツと黒靴」の組み合わせで、グラデーションができる色味が基本になっているワケだ…!
② 「ボトムス or 靴」と同系色
今日的には、「仕事で革靴を履くにしても、茶靴」な場面も多い。
カジュアルな場面も含めれば、雰囲気が和らぐ「黒以外の靴」の出番はますます増える。
茶靴を履く場合、(一部の色味を除き)ボトムス・靴が同系色にならない場合も多い。
このような場合は、靴下の色を「ボトムス or 靴」の色と揃えると、見た目がすっきりする。
「ジーンズ+ブラウン系の靴」に、紺色の靴下を合わせるとか、
ジャケット:バラクータ( レビューページ へ)
デニム:ユニクロ( レビューページ へ)
靴:フローシャイム( レビューページ へ)
靴下:無印良品
鞄:エルゴポック( レビューページ へ)
腕時計:カシオ
「チノパン+色靴」に、ベージュの靴下を合わせる、など。
ボトムス:バナナ・リパブリック
靴:リーガル
靴下:ハリソン
個人的な好みだけど、靴よりはボトムスの色に合わせることが多いかな。
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③ ポイントの色に合わせる
率直に言えば「上に挙げた基本の2パターン」で、ほぼ全ての着こなしに対応可能。
…だけど、ついでに発展版の(?)合わせ方の例も紹介したい。
3番目は、靴下の色を「コーデのポイント色」と合わせる履き方。
例えば、↓チェックシャツの赤色と靴下の色を合わせるコーデとか、
靴下の色をニットの青色と揃えるコーデなど。
まあ、日常的にこれをやろうとすると「靴下選びが大変」になる…。
「気合いを入れてコーデする」場面では、ぜひ取り入れてみたい合わせ方だ。
④ 靴下をポイントにする、高度テク(?)
最後の例として挙げたいのは、靴下自体をポイントにする「高度な履きこなし」。
ジャケット:シエラデザインズ( レビューページ へ)
ボトムス:バナナ・リパブリック( レビューページ へ)
靴:G.H.バス( レビューページ へ)
靴下:タビオ
鞄:ガストンルーガ( レビューページ へ)
例えば、ボーダーの靴下自体をポイントにした着こなし。
「③の変則形」とも言うべきだけど、ボーダーの配色とコーデのトーンを揃えて統一感を演出してみた。
まあ筆者自身はほとんどやらないので、コーデもこなれていない…。
「お洒落さん向けの、靴下の履き方」と言っても良さそうだ…!
以上から言えること!
…と、ゴチャゴチャと書いたけど、以上の「4パターン」から言えることをまとめたい。
日々のコーデの基本になる「日常向きな靴下」のポイントは、以下の2点になる。
・「柄物がダメ」ではないが、基本は無地
・色味は「他アイテムで使っている色」から選ぶ(トーンを散漫にしない)
「ダークトーンの無地」がメインになる!
日常用の靴下は、無地が良い。
柄物もダメではないけど、「靴下の柄と、コーデとの相性」という要素が発生する。
要素が多い分、毎日の靴下選びに「手間」が生じてしまうわけだ。
さらに「大人の着こなし」として推奨したい革靴とか、全体的な手持ちアイテムとの色味の相性も重視したい。
季節とか好みにもよるけど、大抵の場合は明るいトーンよりもダークトーンの方が汎用的という結論になるはず。
結論として、常用するハイソックスの色味は「ダークトーンの無地」がメインになってくるわけだ…!
常用するハイソックスに求めること
以上も踏まえつつ、筆者的な「常用するハイソックスに求めたい要素」を挙げると、下記の5点になる。
① 通年使用向きの薄手の綿生地
② 「ダークトーンの無地」の色柄
③ 入手性の高さ
④ 定番製品なこと
⑤ 耐久性、特に洗濯での縮み
⑥ サイズが選べる(できればS・M・L)
⑦ コスパ感(★目安として1組1500円以下)
ザックリと言うと、筆者的に日用品としてストレスなく&テンションを下げずに愛用するための項目になる。
まず① 生地については、ビジネスソックス調の薄手の綿生地が望ましい。
秋冬はウール生地に切り替えるのも一般的だけど、まずは通年向けのものを。
そうなると春夏向けの薄手の綿生地の方が汎用的、となる。
② 色柄については、前項で説明した通り。
柄は無地。色味は特に「ダークトーンの紺&グレー」が充実している製品が良い。
③ 入手性については、店舗・ネットの双方で購入できるのが理想。
アクセスが良いお店で気軽に購入できるのも良いけど、ネット通販も捨てがたい。
ちなみに最悪なのは「店舗で似た仕様の製品が多数あり、微妙に違った製品を買い足す」という事態。
理由は、微妙に種類が異なる靴下が混在するのは、洗濯時のストレスになるから。
「洗濯は家の人がやってくれる」というメンズもおられるだろうけど、「微妙に異なる靴下のペア」を1つずつ揃えるのは、誰がやってもストレス。
「常用ソックスの種類」は、極力減らすのがベターなわけだ。
ちなみに「追加購入の際は購入履歴から買い足せる」のも、ネット通販の良さ。
「買い間違えの防止」も考えると、肌着類はネット通販の利用もオススメ。
あと買い足しながら長年使うことも考えると、④ ブランド内で定番製品なことも重要。
選択肢が多い靴下ブランドの場合、可能なら「再入手できる可能性」が高い定番モデルを選びたい。
⑤ 耐久性について。
「色落ち」「穴空き」を懸念される方も多そうだけど、個人的に気になるのは洗濯での縮み。
世の中に出回っている靴下って、数回の洗濯で縮む製品が結構存在する。
筆者的には特に長手方向に縮むのは、手に取った際にテンションが下がる。
普通に履いて、複数回の洗濯をしても目立った縮みが出ないのが理想。
⑥ サイズについて。
フィット感を重視すれば「大きいことは良いこと」ではなく、靴下も自分の足長に合ったサイズを選びたい。
男性用靴下の場合、品揃えが多いのは「Mサイズ(25〜27cm)」。
「Lサイズ(27cm以上)」はやや少なく、「Sサイズ(25cm以下)」の取り揃えはさらに少ない。
で、筆者の足長が「24cm(Sサイズ)」だという個人的事情もあり、3サイズから選べる製品が理想。
(…まあ足サイズが「Mサイズ」の範囲内の方は、気にする必要がない項目ではある。)
最後に⑦ コスパ感について。
理屈上、日常用の靴下って「10足くらいあれば事足りるはず」ではある。
…だけど、コーデとの兼ね合いもあるのでそれ以上、15足くらいは保有されている方も多いのではないだろうか。
「1足いくらが上限か?」は金銭感覚の問題になるけど、まあ1足で1500円くらいなら15足購入して2万円チョイ。
「あくまで脇役で、消耗品」だと捉えると、これ以上の金額を出すのは個人的にはちょっとしんどいかな…。
…言うまでもないけど、安価な分にはウェルカムです…!
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まとめ:「脇役」だけど抜かりはなく、手間は掛けず。
今回は「大人メンズの常用のハイソックス選び」という主旨で、基本的な靴下のコーデ方法と(筆者的な)常用ハイソックスに求める条件について書いてみた。
「服装へのこだわり」って、人それぞれ。
服好きな方には「頭のてっぺんからつま先まで、毎日のコーデにこだわりまくる」方もおられるだろう。
だけど365日繰り返すことだと考えると、毎日の靴下選びに熟考が必要なのは面倒。
アウターを始めとした大物は考えるとしても、「大物が決まれば、靴下くらいは自動で決まる」ように予めコーデが定まっているのが望ましいと思っている!
次回は本記事で述べた条件を基に、具体的な「常用ハイソックス候補」を試用した上でレビューをしていきたい…!
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