ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(外観)

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【購入レビュー】ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ

2021年8月19日

こんにちは、物欲紳士です

近年、筆者が「真夏の普段着」として重宝している、半袖のニットポロシャツ。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ

グレー (07) 、サイズSを着用(身長162cm、体重50kg)

以前の記事 で、ジョン・スメドレーのニットポロについて「少なくとも当面は、定番であり続ける」と書いたのだけど、今季はあのユニクロ様からも、良さげなニットポロが出ていた…!

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(グレー、外観)

というわけで今回はユニクロ (Uniqlo) +Jシルクコットンニットポロシャツについてレビューしていきたい。

まずはブランド(ユニクロ、+J)と、このポロシャツのアウトラインを見ていきたい…!

ブランド(ユニクロ、+J)と、このポロシャツについて

ユニクロ (Uniqlo) について

ユニクロ(ブランドロゴ、店舗)

ユニクロ (Uniqlo) は、言わずと知れたSPA(アパレル製造・販売業者)で国内最大のブランド。
並み居る強豪を押さえ、SPA業界で世界No.1になる日も近そうだ。

ユニクロ (オンラインストア・トップページへ)

ユニクロについては、過去に下記の製品のレビューを書いている。
あわせてチェックしてほしい…!

+J について

+J(プラスジェイ)は、ユニクロと世界的なファッションデザイナー、ジル・サンダー氏とのコラボライン。

2009年にコレクション開始。
一旦休止を挟み、2020年に復活している。

ジル・サンダー氏はドイツ出身。
ドイツらしい、上質かつミニマルなデザインの洋服で著名なファッションデザイナーだ。

近年は「有名ブランド・デザイナーと、ユニクロとのコラボ」は一般的だけど、10年以上前(2009年)の「+J」のコレクション開始がその「先駆け」だった。
一旦休止したのも、ユニクロが当時「よりベーシックなアイテム」を手掛けていた、という理由だったように思う。

ユニクロ、+J(ロゴ、製品タグ)

2020年にコレクション復活になったのも、ジル・サンダー氏(とユニクロ)に時代がやっと追いついたということなのかもしれない…!

シルクコットンニットポロシャツについて

シルクコットンニットポロシャツは、そんなユニクロが「+J」ブランドから満を持して(?)発売したニットポロ。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(外観)

筆者が把握する限り、メンズの半袖ニットポロとしてはユニクロ初の製品だと思う。

ユニクロとニットウェアについてだけど、何と言っても名作なのはメリノウールを使用したハイゲージセーター。

ユニクロ、エクストラファインメリノ

このセーターが衝撃的だったのはその完成度はもちろん、従来は「生地・材料が高価ゆえか、製品としても高価」と考えられていたハイゲージセーターの価格破壊を起こした点にある。

このセーターが出るまでは、セーター1枚で1万円以上という金額はザラだったのだけど、一挙に1/3程度のコストになり「多色買いする」という世界を実現できたのだ。

筆者は専門家ではないので、価格差の理由は不明…。
あくまで想像だけど、「自動化・大量生産によるコスト減」に加え、「生地を薄くしてウール使用量を減らす」ことで原価を低減しているのかもしれない。

「ハイゲージのニット生地を、爆安で調達・製造」することが可能なユニクロ。
ウールだけでなく、同様のコットン系ニットウェアもあり、ニットポロに関しても「作れば既存品に対し、格安で販売できる」状態だったのは想像に難くない。

それでもこれまで半袖ニットポロ製品が存在しなかった理由は、おそらく中心マーケット(日本・中国)の夏季の蒸し暑さ

吸湿性に劣るニットポロは「汗をかいた際の快適性に劣る」ので、特にアジア圏で真夏に着用するのはちょっと厳しく、需要があまり多くないと思われるのだ。

夏季用インナーシャツ(ユニクロとグンゼ)

ところが、最近は涼しさを保ちつつ、吸湿性を補える夏季用のインナーが普及し、(熱帯化もしているけど)ニットポロを着用しても、快適性に不満を覚えることが少なくなった。

このような状況の変化が、「ニットウェア界でも巨人なユニクロ様」をして、夏季用のニットポロ発売に至った理由なのではないだろうか!

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シルクコットンニットポロシャツの特徴、魅力とイマイチな点

シルクコットンニットポロシャツの特徴

さて、そんな感じでついにユニクロから発売されたニットポロシャツ、特徴をざっくり見ていきたい。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(グレー、生地)

まず素材は、シルク55%・綿45%の混紡素材を贅沢に使用。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(黒、着用時)

黒、サイズSを着用(身長162cm、体重50kg)

シルエットはややゆとりがあって、今っぽい「リラックス感」を表現。
デザイン的にはラグラン状の袖付けが特徴で、肩を立体的に見せる効果がある。

価格は税込5990円
率直に言って「ユニクロらしい価格感」はないけど、ニットポロの他社製品(1万円台中盤くらい〜)と比較するとコスパ感のある価格設定ではある。

シルクコットンニットポロシャツの良い点・イマイチな点

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(外観)

売り出し価格で3990円で売られていたこともあり、筆者はグレー・黒の2枚を購入

実際に着用してみて感じた、このポロシャツの魅力とイマイチな点は、下記の通り。

魅力的な点

クラシカルさとトレンド感が同居するデザイン性
滑らかさと光沢感のある上質な生地感

イマイチな点

価格面での「さらなるユニクロ感」にも期待
(注意事項)洗濯はネットに入れるのがオススメ

以下にて、それぞれについて詳細を述べたい!

魅力①:「クラシカルさ」と「トレンド感」が同居するデザイン性

ユニクロ、+J(製品タグ)

ユニクロ製品の中でも、特にデザインへのこだわりが感じられる「+J」ラインの製品。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(黒、外観)

本品のデザインを一言で表現すると、ニットポロという「クラシック・アイテム」に「デザイン面でのトレンド感」を付加しているのが特徴。
上記の2つがジル・サンダー氏の考える「バランス」なのかなと感じる。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(グレー、襟部)

大きめの襟は、ニットポロらしくて上品。
一方で、2ボタンの前立ては短めで、モダンさも感じられるデザインだ。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(黒、肩部)

このポロシャツの最大の特徴と言える、ラグラン状の袖付け。
通常の袖付け(セットイン)の場合は「肩がイカって見える」けど、本品では肩が丸っぽく見えて柔らかい印象になる。

ラグランスリーブは、元々は肩の可動性のために考案された仕様。
だけど、このポロシャツの場合はよりデザイン性を重視した結果の仕様なのかもしれない。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(黒、着用時)

黒、サイズSを着用(身長162cm、体重50kg)

全体的なシルエットについて。
以前紹介したジョン・スメドレーの製品 を始め、近年の他社製ニットポロは細めなシルエットの製品が増えている気がする。
本品は、今っぽくややリラックスしたシルエットになっているのが特徴だ。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(グレー、裾部)

ニットポロの裾は、リブ仕様になっていて絞られているデザインが一般的。
本品は少し変わっていて、(鹿の子ポロシャツに良くある)絞られていないタイプの裾

前身頃に対して後身頃が長めなのも特徴。
全体としてはタックアウトして着用した際、ストレートなシルエットで「リラックス感」が出るように計算されている。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ

グレー、サイズSを着用(身長162cm、体重50kg)

まとめると、ニットポロは「大人っぽいアイテム」というイメージだけど、デザインの力で「ユニクロ & +J」らしいお洒落デイリーウェアに昇華させている点が面白い。

魅力②:滑らかさと光沢感のある、上質な生地感

このポロシャツの生地は「シルクコットン」の名の通り、シルクと綿を混紡した高級生地。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(黒、生地)

滑らかさ・光沢感を両立させた生地の完成度は秀逸だと感じた。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(グレー、生地)

グレーと言いつつ、青(紫)がかった色味なのが特徴

特に気に入ったのは、グレーの色味
「ブルーグレー」に近い、かなり青(紫)がかった灰色をしている。
あまり見ない絶妙な色味で、なかなか素晴らしい。

カラバリは黒・グレーの他に、「ニットポロの定番色」と言って良い、ネイビーとの3色展開だった。
(売り切れのため購入できなかったけど、こちらも欲しかったぞ…

イマイチな点①:価格面での「さらなるユニクロ感」に期待

先述した通り、定価は税込5,990円だった。

筆者は割引で入手したけど、「メリノウールのニットが2,990円」という、レギュラーラインの破壊的な価格設定と比較すると率直に言って物足りなさが残る

ユニクロ(+J、ロゴ)

まあユニクロの製品中、「+J」コレクションは「生産数が少ない実験的な製品群」という側面もあるはずで、レギュラーモデルとコスパの比較をするのは酷かもしれない。

それでも他社のニットポロ製品と比較すると、圧倒的なコスパ感がある点は、くれぐれも強調しておきたい…!

(注意事項)洗濯はネットに入れるのがオススメ

シルクとコットンの混紡素材ということで、洗濯は手洗いが指定されている。
ただし、「着用毎の洗濯」が必須のニットポロを毎回手洗いするのは非現実的だ。

筆者の場合、ニットポロは洗濯ネットを使用して洗濯している。
この製品についても、(個人的な感覚としては)生地の痛みを考慮しても、手洗いまでは必要なさそうだ。
(*製品指定とは異なるので、あくまでも個人の感想です…)

当然だけど、生地を痛めることになるので、乾燥機の使用は絶対に避けるべき。

まとめ:ニットポロのレギュラーモデル化にも期待!

今回は、ニットポロ界の期待の新生(?)、ユニクロ (+J)シルクコットンニットポロシャツ (21SS) を購入レビューをした。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(外観)

ポイントのおさらい

クラシカルさとトレンド感が同居するデザイン性
滑らかさと光沢感のある上質な生地感
価格面での「さらなるユニクロ感」にも期待
(注意事項)洗濯はネットに入れるのがオススメ

物欲紳士の★辛口レビュー★

総合評価 ★★★☆☆
 
デザイン ★★★★★
 細部に至るまでお洒落を考えた仕上がり
機能性  ★★☆☆☆
 吸湿性と洗濯での取り扱いに留意が必要
着用感  ★★★★☆
 生地の上質さを感じる、柔らかさと軽さ
価格   ★★☆☆☆
 「+J」ラインのためか、コスパ面でのユニクロらしさは控えめ 耐久性  特になし
 *購入直後のため
その他  ★★★☆☆
 コスパを改善の上、レギュラーラインでの展開も期待

生産数量が少ない「+J」ラインということもあってか、残念ながら記事執筆時点で購入年 (2021) のモデルは完売したようだ。

新たに入手できないのは残念だけど、「ハイゲージニット界でも主役級」のユニクロの新製品でもあり、期待した以上の完成度で非常に満足だった。

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(グレー、袖部)

今回のポロシャツは袖付けを始め、デザイン的にかなり凝った仕様。
製造にかかる手間を想像すると、大量生産が難しい仕様にも思える。
けれどもその分、合理化による大幅なコストダウンの余地がある可能性もある。

個人的には、ハイゲージのニットポロシャツのレギュラーモデル化にも期待しつつ、来シーズン以降の製品を楽しみに待ちたい

(★おまけ)コーディネート例、購入品の製品データ

コーディネート例

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(黒、着用時)

黒、サイズSを着用(身長162cm、体重50kg)

コーディネート詳細
ポロシャツ:ユニクロ(本品)
デニム:ユニクロ( レビューページ へ)
靴:コール・ハーン
腕時計:ロレックスのエアキング、14000( レビューページ へ)

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ

グレー、サイズSを着用(身長162cm、体重50kg)

コーディネート詳細
ポロシャツ:ユニクロ(本品)
ボトムス:バナナ・リパブリック( レビューページ へ)
靴:G.H.バスのウィージャンズ( レビューページ へ)
鞄:ビームス・ライツ
腕時計:ロレックスのエアキング、14000( レビューページ へ)

購入品の製品データ

ユニクロ+Jのシルクコットンニットポロシャツ(外観)

メーカー  ユニクロ
ブランド  +J(プラスジェイ)
商品名   シルクコットンニットポロシャツ
素材    絹、綿
     黒、グレー
サイズ   S
価格    3,990円 (on Sale)
製造国   中国
購入年月  2021年夏

 

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