ラコステのL.12.12 (L1212) 、外観

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【名作ポロ】ラコステのL.12.12 (L1212)【ド定番】

2023年10月27日

こんにちは、物欲紳士です

今回は、「今日のポロシャツのスタイルを創出した」と言っても過言ではない超定番シャツについて書きたい!

ラコステのL1212(外観)

本記事でレビューするのは、ラコステ (Lacoste) の定番メンズポロ、「L.12.12」(L1212)
まずはブランド(ラコステ)と、L1212の概要をチェックしていきたい!

ブランド(ラコステ)と、L1212について

ラコステ (Lacoste) について

ラコステ (Lacoste) は、フランス発のスポーツウェアブランド。
1933年に創業。

ラコステのワニロゴ(製品より)

ラコステの「象徴」とも言える、ワニのロゴ

創業者は、1920年代に活躍したテニス選手のルネ・ラコステ氏。
ラコステ氏が「ワニ」のニックネームで知られたことが、象徴的なブランドロゴの起源となっている。

選手時代のラコステ氏は、ポロ競技で用いられていた「ニット素材で半袖のプルオーバーシャツ」(←ポロシャツの語源)を、競技用ウェアとして使用。

ラコステのL.12.12(外観)

引退後の1930年代からはスポーツウェアのデザインに取り組み、ポロシャツを看板商品にすることに成功。
テニスだけに留まらないスポーツウェアとして普及し、さらにファッション的な側面でも受け入れられていくことになる。

以上をまとめると、元は「スポーツウェアとしての機能性の追求」が原点だったものが、「私たちの普段着」として受け入れられたのが、「ラコステとポロシャツの歴史」と言える。
「先に機能性ありき」な点は、「ミリタリー」や「ワークウェア」なども似ている。

他のカジュアルウェアと同じような過程で、私たちの普段着として定着した点は興味深い!

定番ポロシャツ「L1212」について

ラコステのL.12.12 (L1212) 、外観

L.12.12 (L1212) は、そんなラコステの製品で「ド定番」と言えるポロシャツ。

例えるなら、「ポロシャツ界のリーバイス501」とも言える1枚。
1933年のブランド創設以来、「ラコステが考えるスタンダード」として生産され続けてきたモデルとなる。

ラコステのL.12.12(カノコ生地)

ディテール面での特徴を挙げると、まず第1の特徴は鹿の子編みのニット生地

ラコステのL1212(外観)

前面は、2つボタンのプルオーバー型(前立てが襟付近のみ)のスタイル。
アイコニックなリブ襟
肩部は、一般的な肩構造と言えるセットインスリーブで、袖先にもリブが配されている。

ラコステのL.12.12(着用時)

海外規格品、ヴェール(グリーン)、サイズ2を着用(身長164cm・体重50kg)

こうして挙げていくと「何の変哲もない」と言えなくもないけど、上記のディテールが「何の変哲もない」と認識されること自体が、「ラコステのポロシャツの影響力」を物語っている。
L1212のディテールが「アタリマエ」になるほど、スタイルに与えた影響力は大きいわけだ。

そんな中、個人的にラコポロの「大きな特徴」だと感じる点は、平置きした時に生じる袖形の違い

ラコステのL1212(袖形状、他製品との比較)

他社のポロシャツ(フレッド・ペリーとユニクロ)と並べてみる。
ラコステのL1212(写真左)は袖が横向きに付いていて、裾先の絞りが大きい
ちょっと独特な袖の表情は、ラコポロの愛嬌(?の1つ)だと感じている。

…まあ、「袖付けの方向」は着用してしまうと、それほどは分からない。
一方、袖の先端形状は着用時にミニマムな印象となり、不用意に脇下が露出しづらい。

例えばテニスの試合で言えば、「サービス時(腕を振り上げる動作)でも、脇下を不用意にさらさない」といった、当時のエチケット観の現れなのかも(?)しれない。

今日的なスポーツウェアなら、間違いなく「運動性を重視」するところだろう。
筆者の勝手な想像かもしれないけど、のような「古き良き時代の価値観」を今に残す点は、ラコポロの魅力の1つだと言えそうだ…!

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ラコステのL.12.12 (L1212) :良い点と、イマイチな点

ブランドの直営店だけでなく、カジュアルショップからセレクトショップまで、様々な場所で販売される「大定番アイテム」なL1212。

筆者は現在、L1212を2枚保有。
1枚は、ブランドポロの色に近いvert(ヴェール、グリーン)という色味。
海外規格品を、ネット通販で購入した。

もう1枚はピンクで、こちらは日本規格品を店舗にて購入。
サイズはどちらも2(日本表記だと、XS相当)となる。

2枚を保有する上で感じる、L1212の良い点とイマイチな点は、以下の通り。

L1212の良い点

身幅&着丈に余裕があり「ゆったりめ」なサイズ感
真夏に最適な運動性と通気性
「こだわり」が感じられるカラバリ
シェルボタンなどのディテールも高品位

L1212のイマイチな点

タックアウトするにはやや長めな着丈
現行品は「フランス製」ではない

以下にて、それぞれについて述べていきたい…!

身幅&着丈に余裕がある、「ゆったりめ」なサイズ感

パターンの面での特徴を挙げると、L1212は "Classic Fit" を名乗るだけのことはあり、身幅にも着丈にも余裕がある

主要ブランドカノコポロ3種のサイズ比較

試しに、カノコポロの定番モデル(本品とフレッド・ペリー、ユニクロ)のサイズを比較した結果を上表に示す

肩幅(42cm付近)で合わせたサイズでの比較だけど、L1212は身幅はゆったりめで、着丈は結構長い
(筆者は得意ではないけど)イマドキのオーバーサイズな着こなしにも適応するサイズ感
恰幅の良い方にも、比較的取り入れやすいサイズ感だとも言えそうだ。

ラコステのL.12.12 (L1212) 、着用時、タックアウト状態

海外規格品、ヴェール(グリーン)、サイズ2を着用(身長164cm・体重50kg)

体型によっても着用感は変わるだろうけど、筆者的にはかなりゆったりめだと感じる
そこがL1212の特徴。

現在は多様なフィット感の製品を擁するラコステだけど、やっぱり「ブランドが基本とするフィット感」は重要。
「クラシカルなゆったり感」がラコポロの基本で、それを体現したのがL1212だと言えそうだ…!

真夏に最適な、運動性と通気性

「ゆとりのあるフィット感」がもたらすメリットの1つが、動きやすさ

現在のスポーツウェアなら「素材にストレッチ性を入れて…」となりそうなところ。
「サイズの余裕」で動きやすさを出すという考え方は、昔ながらのスポーツウェアならではだろう。

ラコステのL.12.12(カノコ生地)

鹿の子編みの生地は何よりも通気性が高いし、ニット編みなので伸縮性もそこそこある。
さらに吸湿性にも優れ、汗を吸っても「肌にまとわりつく感覚」が少ない。

元来は「スポーツウェアとしての機能性」なのだけど、熱帯化する近年の夏にも最適な仕様。
夏季に着倒したい1枚だと感じる!

「こだわり」が感じられるカラバリ

★写真はイメージ

近年は限定生産品を除き、本国フランス生産ではないラコステ。
…だけど、「フランスブランドらしさ」はしっかり存在する。それがカラバリ

個人的には、(濃色やパステルカラーではない)中間色の色加減が好き

ラコステのL1212(外観)

筆者の手元にある製品で言うと、まず "vert" (ヴェール)と呼ばれるグリーン
グリーンってメンズトップスの色としては結構難しいけど、鮮やかすぎず地味すぎずな、絶妙な色味。

ラコステのL.12.12(ブランドロゴ、製品より)それと、「ラコステの象徴」とも呼べるワニマークと同系色なのもポイント。
「左胸のポイントが主張しすぎない」点が、ちょっと洒落ていると思う。

ラコステのL1212(ピンク、外観)

あとはパステルカラーになるけど、ピンクも筆者的には定番色。
「夏らしさ」があるので、お気に入り。


LACOSTE ラコステ L1212-00-QPT-2
画像クリックで、外部サイトへ ( rakuten.co.jp)

あと諸事情により現在は保有してないけど、ブルー(ダークブルー)も個人的には好きな色。
完全な「真っ青」とは微妙に異なり、若干黄色(緑色)がかっているのが「ラコステらしい青」。
黄色(緑色)が入っていることで適度に落ち着きがあって「安っぽさ」がない

この辺りの「微妙な色調のセンス」には欧州ブランドらしさがあって、日本人にはマネが難しいところだなあと感じる。

ユニクロのドライカノコポロシャツ(67ブルー、外観)

【別製品】ユニクロのドライカノコポロ(レビューページ へ)

別記事でレビューしたユニクロのドライカノコポロも名品だけど、「ブルーなどの中間色の色合いのセンス」は、ちょっとイマイチなんだよねえ…。

★写真はイメージ

「青」がフランスのナショナルカラーだから、という事情も大きいけど、「フランスらしさ」を楽しむなら「中間色の青」もオススメだ!

シェルボタンなどのディテールも高品位

ラコステのL.12.12(シェルボタン)

最後に、ラコポロを語る上で欠かせない(?)のが、高品位なシェルボタン(貝ボタン)

ボタンはポロシャツのデザイン上、あまり目立たないパーツではある。
でも、着用時に「顔」になる重要なパーツ。
形状は2つ穴で、シンプルな表情も良い。

ユニクロのドライカノコポロシャツ(プラボタン)

★写真は別製品(ユニクロのドライカノコポロシャツ)

…率直に言うと、他社製品のような「4つ穴のプラボタン」の方が、縫製強度はあるだろう。
また、「熱でボタンが割れてしまう」という心配も少ない。
だけど、「L1212のようなクラシカルな1枚には、シェルボタンを使い続ける」のは、ラコステの伝統に対する「こだわり」なのだと思う。

ラコステのL1212(国内規格品、着用時)

国内企画品、ピンク、サイズ2を着用(身長164cm・体重50kg)

「古き良き時代のスポーツウェアらしさ」を守っている点が、L1212の良さ。
シェルボタンもその一部なわけで、そうした「伝統」を味わいたいところではある!

 

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タックアウトするには、やや長めな着丈

以下では「イマイチな点」についても述べていきたい。

こちらで述べる「着丈の長さ」は、「ゆったりとしたサイズ感」の裏返し

ラコステのL.12.12(着用時)

海外規格品、ヴェール(グリーン)、サイズ2を着用(身長164cm・体重50kg)

私たち日本人にはメジャーな「タックアウト(裾出し)して着る」という着方。
L1212は、タックアウトして着るにはちょっと着丈が長め
オーバーサイズな感じで「ややダボっと着る」には良いけど、タックアウトして着ると、軽快感には乏しいのだ…。

ラコステのL.12.12(着用時、タックイン)

海外規格品、ヴェール(グリーン)、サイズ2を着用(身長164cm・体重50kg)

なお、「手持ちのアイテムをタックインして着る」と、のような感じ。
近年、お洒落上級者に人気(?)なのが「タックイン」
「ポロシャツというスポーティーなアイテムを、キッチリ着る」ことでもあり、着こなしの難易度はやや高いかな。

ラコステのL.12.12(前だけタックイン)

…ちょっと難しいところだけど、「中庸的な着方」としては、のような着こなしもある。
前身頃の一部(ベルトのバックル付近)だけをタックインする、という着方。
この着方なら、完全にタックインするよりは取り入れやすい(?)かも。

3通りの裾出しスタイル

なかなか悩ましい「シャツの裾を、どう着るのか」問題。
3通りの着方を覚えておくことで、流行やアイテムの特性、お好みに近い着こなしができるかもしれない…!

現行品は「フランス製」ではない

最後に本品を語る上で、避けては通れないのが生産地の問題

★写真はイメージ

過去には「本国フランス製」が存在したけど、現在では存在しない
この辺りは、現在も「本国製」を貫くブランド(フレッド・ペリーなど)との差異。
なお、「フランス製のL1212」は、古着屋さんなどで高値で取引されるアイテムとなっている。

さらに「ちょっと面倒」なのが、本品には「海外規格品 (L1212) 」「日本規格品 (L1212AL) 」が存在する点。

筆者の手元のアイテムで言うと、グリーン (vert) の1枚は海外製の並行輸入品。
ECサイトにて、7,000円くらいで購入した。

一方でピンクの方は日本企画品 (L1212AL) で、こちらは日本製。
記事執筆時点 (2023.10) で、定価が17,600円(税込)の品になる。

一口に「海外規格」と言っても、生産国により微妙な違いがあるはずだけど、筆者の手元にあるアイテムから「日本企画(日本製)」と「並行輸入品」との違いも見ていきたい!

ラコステのL.12.12(外観)

まず「平置きした際の顔」となるタグ&ロゴのデザインやボタンには、大差がない
…ただ、細かく見るとタグの書体はやや異なるし、並行輸入品はタグデザインも複数存在するようではある。

ラコステのL.12.12(カノコ生地)

生地については、目付け量(生地の重量)はほぼ同じ
ただし写真では分かりづらいけど、海外規格品の方がカノコ編みの凹凸が大きい
そのため、手元の製品だと海外規格品の方が「生地のしっかり感」が感じられる

ラコステのL1212(ピンク、外観)

日本企画品は、カノコ生地の素材にスーピマコットンを使用

ちなみに日本企画品 (L1212AL) は、素材に超長綿(スーピマコットン)を使用している。
生地の特性を生かし、「カノコの凹凸」を押さえてしなやかに仕上げてあるのかも(?)しれない。

肌当たりも異なり、日本企画品の方が「柔らかさ」がある
「インナーを入れずに着る」「『しっかり』より『柔らか』が好み」という方には、日本企画品 (L1212AL) の方が好適。

ラコステのL.12.12(海外品と国内品、サイズ)

海外生産品(奥)と日本企画品(手前)では、身幅と着丈が結構異なる

それと、サイズも結構異なる
特に異なるのは身幅と着丈

ラコステのL.12.12(海外品と国内品のサイズ比較、肩幅と袖丈)

奥(緑)が海外仕様、手前(ピンク)が国内仕様(共にサイズ2)

まず、肩幅と袖丈は「ほぼ同等」
肩幅基準でサイズが定義されているのかな。

「肩の線」を合わせて平置きして比較すると、身幅と着丈には差がある
日本製 (L1212AL) の方が、身幅で約2.5cm、着丈が3cm程度短い

ラコステのL1212(海外品と国内品)

左:国内企画品 (L1212AL) 、右:海外規格品 (L1212)
共にサイズ2(身長164cm・体重50kg)

サイズの違いは、着用するとそこそこ大きい。
日本企画品 (L1212AL) の方が、「ダボッと感」が緩和されるかな。

◆◇◆◇◆

主要ポロシャツのサイズ比較

以上より、海外規格品と日本企画品のサイズ差を追記した比較表が上図。
国内品 (L1212AL) だけど、奇しくも身幅と着丈は、フレッド・ペリー (M12) と同スペックになった。

色々な違いをまとめると、以下のようになる。

並行輸入品 (L1212) の特徴 「ECサイトやインポート系ショップで入手可」「価格は廉価(1万円以下)」「生地はしっかりめ」「サイズはゆったり」
日本企画品 (L1212AL) の特徴 「直営店などで入手可」「価格は高め(1万円台)」「日本製」「生地はしなやか」「サイズは日本人に最適化」

ラコステのL.12.12(外観)

「割と全然違うじゃないか!!」となるけど、日本製 (L1212AL) の方が、取扱う実店舗は多い
「現物を見て検討したい」なら日本企画品を、「ECサイトなどでお得に買いたい」なら並行品を狙う、という考え方もアリかもしれない!

 

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まとめ:誰がいつ着ても「安心」な1枚を、あなたも!

ラコステのL.12.12(外観)

今回は「定番の1枚」、ラコステ (Lacoste)カノコポロ (L1212, L.12.12) について書いてみた。

ポイントのおさらい

身幅&着丈に余裕があり「ゆったりめ」なサイズ感
真夏に最適な運動性と通気性
「こだわり」が感じられるカラバリ
シェルボタンなどのディテールも高品位
タックアウトするにはやや長めな着丈
現行品は「フランス製」ではない

最後の「日本企画品と並行輸入品との違い」はちょっと混乱するというか、「別の型番にしてほしいわ…」と言えなくもない
それだけ「定番中の定番」として、本品の型番が愛されている証拠なのだろう。

ラコステのL1212(海外品と国内品)

左:国内企画品 (L1212AL) 、右:海外規格品 (L1212)

より「伝統」に忠実なのが海外規格品、「私たち向けのアレンジ」が効いているのが日本企画品という考え方もあり、それぞれに魅力がある

いずれにしても、ラコポロの定番・L1212は誰がいつ着ても安心で、エバーグリーンな1枚
様々な着こなしに対応できる点も含めて、1枚持っていて損はない定番品だと言えるだろう!

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